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ゆるっと知見を深める楽しい会「TECH.ASCII ゆるっとナイト」 第15回

ベンダーもユーザー企業も駆けつけた楽しすぎる「IT系交流会」第4回をレポート

情シスの“ホンネ”ここまで聞けていいの?  ゆるっとナイトの「ランサムウェア回」が盛り上がりすぎた

2026年03月06日 08時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 こんなに本音が聞けるセキュリティイベントがあっただろうか(たぶんない)。

 TECH.ASCIIが主催する少人数&参加者主役のイベント「ゆるっとナイト」の第4回が開催されました。今回のテーマは、あまりゆるっとはしていない「ランサムウェア対策」でした。

 今や社会課題ともいえる本テーマについて、現役の情シス責任者をゲストに迎え、セキュリティ対策や運用のリアルを根掘り葉掘り聞いてみました。白熱し過ぎて、参加者から切実な相談が飛び出す場面も。これまででも屈指の盛り上がりをみせたイベントの様子をレポートします。

現役の情シスプロ3名が来てくれました!

 ゆるっとナイトは、「情シスやエンジニアの方ともっと仲良くなりたい!」という想いから生まれた、“参加者が主役”の対面イベントです。今回は2026年2月26日に、ランサムウェア対策に興味のある情シスと支援する側の関係者ら約50人が、ASCII編集部のイベントスペースに集まりました。

ひとまずは乾杯でイベントはスタート!

 今回のテーマはランサムウェアですが、ただ真面目に事件や対策について語るだけの場ではありません!現役の情シスのプロフェッショナルを招いて、ゲーム形式で参加者も巻き込みながら、ゆるーい雰囲気でセキュリティ関する本音を聞いてみました。登壇いただいたのは、INDUSTRIAL-Xの大久保英徹さん、デルソーレの松田幸治さんです。

 大久保さんは、DX推進を支援するINDUSTRIAL-Xで、松田さんは、日本に冷凍ピザを広めたデルソーレで情シスの責任者を務めています。

INDUSTRIAL-X CISO 大久保英徹さん

デルソーレ 管理ユニット 情報システムチーム マネージャー 松田幸治さん

 そして3人目として、ASCII.jpを運営する角川アスキー総合研究所の情シスである執行も参戦しました。

角川アスキー総合研究所 管理本部 データ活用推進部 データプロセス改善課 執行晃徳

司会はTECH.ASCII編集長の大谷、ASCII編集部つばさと取締役吉川が務めています

実際にこんな“ホンネ”が聞けました

 この3名のゲストに「2つの選択肢」を用意して、どちらが多数派になるかを当ててもらうというのが、今回のメイン企画です。

 まず、参加者の予想が大きく割れたのが「セキュリティ製品の導入時、決め手となるのは?」というお題。選択肢は「やっぱりベンダーのブランド力&製品力」「何だかんだ言ってSIerや販社の営業力(サポートも含む)」です。

 結果は……「ベンダー」が多数派に!松田さんは「最終的には、ブランド力や製品力の方が経営層に通しやすい」とコメント。技術畑を歩んできた執行も、製品の実績を重視するようです。一方の「SIer・販社」を選択した大久保さんは、「インテグレーションやサポートを担うのは代理店の皆さん。実際に顔を合わせる相手が決め手になる」と語りました。

予想が割れる参加者の皆さん

 このお題に対してベンダーの参加者からは、「どうしたら話を聞いてもらえるか」と、切実な悩みが投げかけられました。松田さんは、「マニュアル通りではない、受け答えの中で知識や経験が感じられる営業であれば耳を傾けたくなる」と回答。さらに、「サポートのチャネルは何が嬉しいですか」という質問には、大久保さんが「Slackが使えるベンダーさんをお待ちしています」と即答し、「メールはシンドイです…」との言葉に会場が共感で沸きました。

 続いてのお題は「新製品の説明を聞きながら、『結局ここなんだよなぁ』と思うポイント」です。「今までと(他と)何が違うんだ?」「ウチで運用できるんか?」という2択で、これも参加者の予想は分かれました。情シス3名の答えは……満場一致で「運用できるか」でした!

 松田さんは、「できることに特化した説明は、『本当に使えるの?』と一歩引いてしまう。現場に寄り添った内容なら納得できます」とコメント。他の2人もそれに同意しつつ、いかに良い製品でも自社の環境や運用に合わないこともあると付け加えました。

楽しそうなゲスト情シスの皆さん

 その後のフリートークでも、さまざまな質問が寄せられました。例えば、「この製品がなければ危険と強調する“恐怖営業”をどう評価するか?」という質問に対して大久保さんは、「『ランサムウェア被害からこうして復旧しました』など、リアルなプロセスを交えて話されるとつい聞いてしまう」と回答。「サイバー攻撃はどう対処すべきか分からないことが多いので、ラストワンマイルを埋める情報が欲しい」と呼びかけました。

 あまりに赤裸々でここでは載せられない話もたくさんあり、他にも以下のような話を伺えています。

・「やば、対策ちゃんとしなきゃ…」とホンキで思った瞬間
・本当に運用できるのかと思ったセキュリティ製品
・ぶっちゃけベンダーの好き嫌いは導入提案に影響するか
・入社早々、プロバイダーにガチギレした話
・基幹システム導入やクラウド移行を任せっきりにして大失敗した話

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