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Pentium 4の実力検証

Pentium 4の実力検証

2000年11月23日 03時18分更新

文● 丸尾

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整数演算性能は意外な結果に
メインメモリ性能は驚異的

 さて、ここではPentium 4のパフォーマンスを複数のベンチマークテストによって明らかにしていこう。ベンチマーク環境は次の表のとおりで、編集部のリファレンス環境であるPentiumIII-733MHzを基準にして、HDDやビデオカードは同一の条件で測定している。なお、Athlon-1.2GHzのデータは、10月末に発表されたAMD760プラットフォームのデータではなくKT133のものであり、FSBも200MHzのもの。まだ性能向上が見込めることをお断りしておく。AMD760の性能については、追ってレビューを掲載する。なお、棒グラフに関しては、すべて長いほうが性能が良いように作っている。DirectXに関しては、最新のDirectX 8を利用した。

CPU PentiumIII-733MHz/1GHz Pentium 4-1.4/1.5GHz Athlon-1.2GHz
チップセット i815E i850 KT133
マザーボード Intel D815EEA Intel D850GB MSI K7T Pro
メモリ PC133 SDRAM(CL=3) 128MB PC800Dual RDRAM 256MB PC133 SDRAM 256MB(CL=3)
ビデオ Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB) Leadtek WinFast GeForce256/DDR(32MB)
ビデオドライバ Detonator3(6.31) Detonator3(6.31) Detonator3(6.31)
HDD Seagate BarradudaATA II 100(UltraATA/100) Seagate BarradudaATA II 100(UltraATA/100) Seagate BarradudaATA II 100(UltraATA/100)
OS Windows Me Windows Me Windows Me

WV32 -CPU

CPU性能を測定するための編集部オリジナルベンチマーク。1次キャッシュに収まってしまうごく小さなプログラムのため、2次キャッシュ性能はほとんど反映されない。2次キャッシュをCPU内に内蔵することが当然となった現在では不適当という見方もできるが、純粋なCPUコア性能を測定する指標としては未だに有用だ。整数演算、浮動小数点演算性能ともにAthlonに大きく劣っており、Pentium 4は、従来ながらの演算性能を測定するベンチマークは不得意なようだ。Intelはこの手のプログラムは過去のものと扱いたいようであるが、コードがスーパースケーラアーキテクチャにおける逆順実行や投機実行に都合のよいように書かれていないからといって時代遅れと考えるのは、いささか時期尚早だろう。

WV32 -Memory

ここでは同じくWV32を利用してメモリアクセス性能を測定してみた。Pentium 4用チップセットであるi850は、PC800のRDRAMインターフェイスを2チャネル使用することで、3.2GB/秒という高帯域を実現しているのだが、リードで1.6GB/秒、ライトでも900KB/秒と、ダントツの成績を残している。リードで理論値の50%という実効性能は、PC133 SDRAMなどと比較しても上々だ。

Excel 2000

ASCII Lab. 製Excel2000ベンチマークを使ってビジネス系アプリケーションレベルでの性能を測定してみた。マクロを利用してExcelのワークシート操作をシミュレートしたものなのだが、なんと、編集部でパフォーマンスの基準としているPentiumIII-733MHzのリファレンス環境よりも遅くなってしまっている。Pentium 4の数値はバラつきがあり、全体では1.4GHzと1.5GHzではほとんど同じ性能しか発揮できていない。これも分岐予測の難しさの表れだろう。

Super π

有名な円周率計算プログラムで、CPUコア性能、メモリアクセス、ディスクアクセスなどが良く現れるため、ベンチマークとしてもよく使われる。数値は、もっともポピュラーな104万桁の計算を19回ループさせた時の数値。Athlon-1.2GMHzにはわずかに及ばない。AthlonをDDRプラットフォームで利用すれば、より差は開くであろう。

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