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Endeavor Pro-900

Endeavor Pro-900

2000年12月27日 20時40分更新

文● 佐久間

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Endeavor Pro-900

エプソンダイレクト

29万3000円

エプソンダイレクト「Endeavor Proシリーズ」の最上位モデルは、i820チップセット+PentiumIIIの「Pro-800L」からi850+Pentium 4の「Pro-900」に世代交代した。Pro-900はインテルがPentium 4を発表した同日(11月21日)に他メーカーと並んで製品発表を行っているが、製品が潤沢に供給できるようになるまで受注開始を見送っていた。そして、12月20日待望の受注、販売が開始された。

ハイエンドモデルにふさわしいオプションの数々

 まず、Pro-900の製品構成から見ていこう。CPUはPentium 4-1.4/1.5GHzを選択可能で、価格差は3万円。マザーボードはASUSTeKの「P4T」(エプソンダイレクト仕様)で、これはエプソンダイレクトの用意するB.T.O.オプションがいずれの組み合わせでも確実に動作するよう検証し、BIOSのチューンナップを施したものだ。チップセットはi850、メモリはRDRAM(RIMM×4スロット)で、同社では128MB RIMMと256MB RIMMの2種類(どちらもPC800)を用意している。64MB RIMMが選べず、2本同容量のRIMMで装着するため、ミニマム構成でもメモリは256MB、最大では256MB RIMM×4の1GBだ。

側面のパネルがマット(艶消し)な濃青で、フロントパネルのオフホワイトとの2トーンカラーが映える。背面は、大型ファンの吹き出し口に当たるハニカム(蜂の巣)状の穴が目立つ。ほかのコネクタはコンパクトにまとまっている。

 ビデオカードは、今回借用したモデルに載っている「SPECTRA 8400」(GeForce2 GTS、32MB DDR SGRAM)のほか、価格の低いほうから順に「Millennium G450」(SPECTRA 8400より、-1万7000円)、GeForce2 MX搭載の「SPECTRA F11」(同、-1万1000円)、GeForce2 Ultraと64MB DDR SGRAM搭載の「SPECTRA 8800」(同、+2万6000円)が選択可能だ。
 メモリと同様、HDDも大容量だ。ミニマム構成で30GB(UltraATA、5400rpm)、その上には40GB/60GB(UltraATA、7200rpm)と続き、さらに大容量を求める向きにはUltraATA/100のRAID 0(2台のHDDを交互にアクセスすることで、高速書き込み/読み出しを実現する)で40GB×2の80GB、安定性と高速性を求める向きにはUltra160 SCSIの18.4GBや36.9GB(いずれも10000rpm)も用意されているが、これらはHDDオプションだけで5万円以上になる。なお、RAID 0とUltra160 SCSIのHDDは「Pro-600」(Apollo Pro 133A+PentiumIII)とPro-900でのみ選択できるオプションで、Athlon/Duron搭載の「Pro-720L」では選べない。

 光メディアは、ほかのEndeavorシリーズと同様、種類は豊富に揃っている。標準の48倍速CD-ROMドライブのほか、DVD-ROM(12倍速、+8500円)とDVD-RAM(片面4.7GB両面9.4GB対応、ATAPI接続、+3万8000円)はDVD再生ソフト「WinDVD Millennium」付き。書き込み12倍速/書き換え10倍速/読み出し32倍速のCD-RWドライブ(+1万7000円)はバッファアンダーランエラーを防止する「BURN-Proof」対応、同じスペックのCD-RW+8倍速DVD-ROMのコンボドライブ(+2万4000円)は同様の書き込みエラー防止機能「JustLink」搭載で、どちらもCDライティングソフト「B's Recorder Gold」およびパケットライトソフト「B's CLiP」が付属している。
 そのほか、サウンドカード(Sound Blaster AudioPCI128なら+3000円、Sound Blaster Live! Valueでも+6000円)やスピーカ(2000円のアンプ内蔵スピーカからPCWorksの4スピーカシステム9000円まで)、ファクスモデム、LANカード、IEEE1394カード、モニタ(15インチから22インチCRT、15インチTFT液晶まで7種類)、およびプリンタ、スキャナ(いずれもエプソン製)まで、実に多彩なオプションが用意されている。

 また、保守サービスのほうも標準(無償)では1年間の無償ピックアップだが、最大5年間までの延長や同じく1~5年間のオンサイト保守サービス(いずれも有償)まで、豊富な選択肢が用意されている。

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