MSI / エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン
オープンプライス(実売価格3万1000円前後)
CPUリテンションはプラスチック固定
お馴染みのD-LEDも装備
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そのMSIのPentium 4用マザーボード「850 Pro」を紹介しよう。ボードには「MS-6339」とシルク印刷されているが、これは内部的な製品型番。以前はこのまま製品名としていたのだが、最近では型番のほかに、見ただけでチップセット名がわかる製品名を別に用意している。数値の羅列でしかないよりも、誰にでも製品の性格がわかるようなネーミングを付けたほうがマーケティング的に効果的という判断だろう。たしかにこれは非常に効果的なように思うし、最近の台湾ではこれを真似るメーカーも出てきている。
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3種類の電源コネクタを装備。試しに12Vコネクタに電源を差さずに起動させてみたところ、何の苦もなく動作したことから、VRM9.0の推奨仕様とは異なる方法で電圧生成を行っているのかもしれない。 |
CPUクーラーの固定に関する仕様はGigabyteの「GA-8TX」と同様。白いプラスチックピンによってリテンションモジュールをあらかじめ装着しており、Pentium 4対応のPCケース以外も利用することを可能にしている。CPUソケットの位置はリファレンスデザインであるIntelのD850GBと同じで、このプラスチックピンを引き抜いてリテンションを取り外してしまえば、Pentium 4対応ケースによる固定も可能となっている。
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DA変換やアナログ信号処理を行うAC'97対応オーディオコーデック。ICH2が内蔵するAC'97コントローラと組み合わせることでサウンド機能を実現する。 |
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バックパネル部にある「D-LED」。LEDの状況がどのプロセスを示しているか知るための対応表はシールになっており、ケースの裏蓋などに貼っておけば、いざという時にマニュアルを探して確認する手間が省ける。 |
FSB設定クロック、CPUコア電圧はともに自動設定で、任意の設定はできない。Pentium 4プラットフォームの最初の製品ということでクオリティを重視した設計になっているのだろう。MSIがこういった位置づけで出してくる製品は信頼できるもので、同じような位置づけの「K7T Pro」が他社に先駆けてリリースしながらも安定度が高くKT133プラットフォームのスタンダードとなったように、同社の製品は初物でもしっかりしているという評価が市場でも定着しつつある。むしろ安易な人気取りに走らず正攻法で攻めているのは好感が持てる。現在での実売価格は3万1000円前後、リーズナブルな価格も魅力である。
チップセット | i850(Intel) |
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メモリソケット | RIMM×4 |
拡張スロット | AGP Pro×1、PCI×5、CNR×1(PCIと共用) |
FSB設定クロック | 自動 |
CPUコア電圧 | 自動 |
CPU I/O電圧 | 自動 |
クロックジェネレータ | CY2220PVC-1(Cypress Semiconductor) |
ハードウェアモニタ | W83627HF(Winbond) |
BIOS | AMI |
ボードサイズ | 305(H)×244(W)mm |
問い合わせ先 | エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン(株) http://www.msi-computer.co.jp/ |
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