低価格ネットブックとは一味違う、充実のUMPC
「Eee PC」を手始めに「Aspire one」や「Inspiron mini 9」など次々と低価格ネットブックが発売されている。ついつい「出先で使うパソコンはこのぐらいの機能でいいかな?」という、気分になってしまうのだが、ここまでカッチリ作りこまれているUMPCの「LOOX U/B50N」に触れると、そんな気分は一気に消し飛んでしまう。
実際スペックを見ているだけでもかなりの興奮ものだ。
今話題のモバイルCPU・Atom Z530(1.60GHz)を搭載し、標準で約60GBのHDD(最大約120GBのHDDや約64GB SSDも選択可能)が選べる。
ディスプレーは、発色に優れたLEDバックライト方式の5.6型ワイドスーパーファイン液晶で、解像度は1280×800ドット、タッチパネルも装備する。Bluetoothはもちろん、ウェブカメラやFMトランスミッターも標準装備。
これ以外にも、無線LANや無線WAN、ワンセグチューナーもオプションで内蔵できる。
例えば、周辺機器を使った拡張性ひとつをとっても大充実。標準添付のLAN/CRT変換ケーブルをつなげば、有線LANや外部モニターに接続可能だし、同時にBluetooth対応のマウスやキーボードを用意すれば、そのまま自宅のメインマシンとしても活用が可能になる。
実際、自宅でデスクトップPCを使っていたとしても、日々UMPCからデータを他のマシンに移し変えて作業するのは、なかなか面倒なものだ。この「LOOX U/B50N」なら、帰宅したらバッグから取り出してディスプレーとLANに接続。そのまま作業して、自宅に残しておきたいデータのみNASやオンラインストレージに保存できてしまうのだ。
LOOX Uと街に繰り出す
先代モデルと同様、液晶ディスプレーが180度回転してピュアタブレットマシンとして利用できるコンバーチブルスタイルは街中での活用シーンをグッと広げてくれる。
街角でデータをチェックしたいとき、いちいちパスワードを入力する手間なく、指紋認証でササッとログインできる快適さもポイントだ。
両手の中にコンパクトに納まり、両親指で操作するポインティングデバイスの使い勝手の良さとあいまって、ちょっとデータを見るなんて使い方にピッタリなのだ。