「ノートパソコンに画面は1つ」というのは誰が決めたのか? あえて言うなら自分か。「常識」という名の思い込みである。
そんな常識を打ち破る画期的なマシンが富士通から登場した。ヒンジの下に小型のタッチパネルディスプレー「タッチスクエア」を埋め込んだ「FMV-BIBLO NW」シリーズ(NW/C90N)だ。この気になるマシンをいち早く写真で紹介する。
ショートカットボタンは主張するぐらいがちょうどいい
タッチスクエアのデフォルトの役割はアプリケーションのショートカットボタン(スタートランチャー)である。ウェブブラウザーやテキストエディター、ヘルプなど、画面のアイコンにタッチするだけで起動できる。
タッチスクエアにはアプリのアイコンと名称が表示され、一目で何のアプリケーションかが分かるようになっている。これが予想以上に効果的だ。
通常のパソコンでもキーボードの上にショートカットボタンが並んでいると思う。ただ、小さいボタンの周囲にアイコンのみがプリントされているようなショートカットボタンは、その存在すら目に入らない。
一方でNWのタッチスクエアは、グラフィカルな画面と液晶パネルの高い輝度が「アプリを起動するなら俺を使ってくれ!」と積極的に訴えかけている印象を受ける。ゆえにアプリを起動する際には、まずタッチスクエアに目が行く。そして気が付くと画面にタッチしているのである。