富士通の液晶一体型パソコンである「FMV-DESKPOWER F/D90N」は、リビングの大画面テレビとは別に、書斎や寝室など1人で地デジやBlu-ray Discを楽しみたいという用途にドンピシャなマシンである。
シンプルかつ上品なデザインの本体には、地デジテレビとBD/HDDレコーダーの機能を搭載。パソコンとしてのスペックでも、デュアルコアCPUである「インテル® CoreTM 2 Duo プロセッサー P8700」(2.53GHz)を採用し、オールインワンとはいえマシンパフォーマンスは十分だ。
デュアルコアCPU搭載でストレスフリーな作業環境を実現
「インテル® CoreTM 2 Duo プロセッサー P8700」はコアを2つ搭載しているため、映像をBDに保存しながらインターネット上のウェブサイトを閲覧するなど、複数の処理を平行で行なう場合でも、それぞれの作業を快適に実行できる。
特にBDの映像の再生にはマシンパワーが必要で、高性能なCPUが不可欠だ。インテル® CoreTM 2 Duo プロセッサー P8700ならばBDの再生も十分にこなせる。
また低消費電力であることもこのCPUの特徴。環境に優しいことも嬉しいポイントだ。
メモリーは最小構成で2GBだが、富士通の直販サイト「WEB MART」では4GBも選択できる。2GBでも一般的な用途であればまず困ることはないが、高解像度の画像を何枚も同時に開いて編集したいなど、メモリーを大量に消費する用途で使うのであれば4GBを選んでおくと安心できるだろう。
HDDは約500GB(最小構成時)で、同じくカスタマイズで約750GBと約1TBを選択可能だ。後述するようにFMV-DESKPOWER F/D90Nは地上波デジタル放送を受信し、番組を録画する機能を搭載している(ちなみに地デジの録画には1時間当たり約7.65GBの容量が必要)。これをフル活用するのであれば、できるだけ大容量のHDDを選択しておきたいところだ。