EVの不安を完全払拭するボルボの最適解。新型「ES90/EX90」は至高の北欧ラウンジだ
ボルボ・カー・ジャパンは8日、電気自動車(EV)のフラグシップSUV「EX90」とクロスオーバー「ES90」を発売した。価格はEX90が1190~1399万円、ES90が979~1229万円。
ボルボの近未来を凝縮したフラグシップ
ES90、EX90ともに、ボルボの新しい「SPA2アーキテクチャー」を採用。より高効率なパワートレインを中心とする800Vテクノロジーと、92~106kWh(ES90)/106kWh(EX90)の大容量バッテリーにより、一充電あたりの走行距離は665~720km(ES90/WLTCモード)、650km(XC90/WLTCモード)を実現した。
また、安全システムや駆動システム、インフォテインメントからバッテリー管理まで、車両のすべての機能を統合制御する「HuginCore」を開発、同社として初採用した。今後このシステムは同社の新型車に展開していく予定だという。
インフォテインメントシステムはGoogleを採用。クアルコムの「Snapdragon Cockpit Platforms」によって、高速かつストレスフリーの操作性を実現している。また通信規格も5Gに対応した。
ボルボといえば安全性だ。当然ぬかりはなく、最新のアクティブ/パッシブセーフティーシステムが与えられている。ボルボ・カーズ セーフティセンター シニア・テクニカル・スペシャリストのロッタ・ヤコブソンは、「ボルボは人命を守り、障害を低減することに情熱を注いできました」と説明。
「有名なのは、1959年に発明した片手で装着できる3点式シートベルトでしょう。65年経った現在も、シートベルトは最も重要な安全装置です。1970年からは交通事故調査センターを設立し、事故の調査を実施し、それを開発に活かしています。その結果、年を追うごとに障害リスクを減らすことができました」と、ボルボの安全に対する考えを紹介。
そのうえで、「今回は新しい2つのシステムを搭載しました。ひとつはドライバーを把握し、理解する先進のドライバー・アンダスタンディング・システム。注意力散漫や眠気などの状態を把握し、必要に応じ適切なサポートを行ないます。またドライバーが警告に反応しない場合は、安全に停止し、緊急通報を発報します。もうひとつは、車内全体を見守るオキュパント・センシング(乗員検知システム)です。車内に内蔵した60GHzのレーダーセンサーにより、荷室を含めた車両全体で、子供やペットを検知し、車両がロックできないようにするなど、置き去り事故を未然に防ぎます」と、安全性を次のステージに引き上げたことを強調した。
ワゴンに匹敵する荷室と広大な後席
5人乗りクロスオーバー「ES90」
ES90は5人乗りのクロスオーバー。ボディサイズは全長5000×全幅1940×全高1555mm、ホイールベースは3100mmと立派な躯体で、「セダンの洗練されたエレガンス、5ドアハッチバックスタイルの実用性、SUVの広々とした室内空間と高められた最低地上高によるクロスオーバー」としている。
インテリアはボルボらしいシンプルで上質。センターコンソールには14.5インチのタッチパネルディスプレイを配置し、車両のコントロールはほぼこのディスプレイで行なう。運転席前方には9インチのディスプレイを置く。
圧巻は後席で、3.1mという長いホイールベースによって生み出されたフラットな床面に広いニールームには、ただただ驚かされる。
ハッチバックなので荷室へのアクセスもラク。担当者によると「ボルボといえばステーションワゴンという方もいらっしゃると思います。床面積でいえば、最上位モデルとほぼ同等です」とのことだ。
ES90は、リアモーター搭載の2WD車と前後計2基のモーターで駆動する4WD車をラインアップ。333馬力のリアモーターと92kWhバッテリー(一充電あたりの走行距離:665km)のES90プラス シングルモーター エクステンデッドレンジが979万円。フロントに299馬力、リアに381馬力のモーターを搭載し、バッテリー容量を106kWh(一充電あたりの走行距離:720km)に増量したES90ウルトラ ツインモーター パフォーマンスが1229万円となる。
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