新色追加とAC100V電源搭載で
使い勝手も大幅アップ
カラーバリエーションは10色用意され、まさに色とりどり。新色にして今回の推しカラーである水面乃桜(ミナモノサクラ)は、光の加減で様々な表情をみせる綺麗な色でした。
単にグレード構成と価格を再設定し、エクステリアを変更しただけではありません。使い勝手も向上しています。まずは助手席側にドリンクホルダーが付きました。
そして、センターコンソール下側と荷室に100VのAC電源(1500W)コンセントがつきました。これはうれしい改良といえるでしょう。
充電ポートには、新たにロック機構がつき、充電中にプラグが抜かれる心配がなくなりました。なお、充電時間は今まで同様、普通充電(3kW)で8時間、急速充電(30kW)は40分で80%まで。
充電規格をアップさせなかった理由について尋ねると「50kW対応するとコスト増が発生する割に、バッテリー容量が小さいので効果が得られづらい。実運用上において問題はないと判断してそのままにした」とのことでした。
オートブレーキホールド、ドライブモードのスイッチ位置を、ハンドルコラム右側から、センターコンソール側へと移動。
そして、エアコンの風向を改善。あとは後席に荷物が置いた状態でパワースイッチをオフにした時に警告表示する後席リマインダーと、鍵を持った状態で近づいた時にアンロック、降車時にオートロックがかかるようになりました。
使い勝手や細かな改良を施し、魅力度を上げながらも価格を下げた日産サクラ。まだまだ日本のEVを牽引する存在になりそうです。
サクラ購入層の実態と
これからの国内EV市場
せっかくなので担当者に日本のEV事情について聞きました。
まずはどのような層が買っているのか、という点について。2022年の発売当初は、いわゆるアーリーアダプターが購入していたのだそうです。ですが、翌年から従来の軽自動車からの乗り換えが増えてきたとのこと。軽自動車にしては高額なので、コンパクトカーなど上位グレードのクルマからの乗り換えを想定していたようです。
そして、年齢も50代以上が多いとのこと。当初は若い人が買うのでは? と想定していたようですが、子育てが終わり「クルマは必要だけれど遠出はしない」という人が、軽自動車にしようと色々と検討してサクラを選ぶ、というケースが増えているそうです。
続いて、日本国内の電気自動車市場とサクラについて。現在日本のEVは、年間の自動車総販売台数の1.8%とのこと。そのうち3割がサクラです。電気自動車の販売は2024年度に落ち込みをみせたものの、再び回復傾向。今後も増加するのでは、と担当者は分析していました。
ちなみに、2024年度に落ち込んだ理由は、EUで起きた電気自動車ロードマップの見直し報道からの「EVは普及しないのでは?」という買い控えが起きたからと考えられているようです。2025年度のサクラの販売台数低下は、部品調達などの遅れがあったことと、マイナーチェンジ前での調整が入ったためだそうです。
今後、ライバルが次々に登場してくることもあり、電気自動車は少しづつですが増えてきそうです。その中で、サクラは今後も咲き続けられるのか注目しましょう。
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