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経済成長とWell-beingを産学連携で加速する WE ATが仕掛けるエコシステム

「WE AT CHALLENGE 2025」レポート

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トラック3「Social Well-being」は株式会社Dots for

 トラック3の「Social Well-being」は、すべての人が公平に活躍できる環境を整えるサービスを競った。地域社会やコミュニティの形成、地域創生やスマートシティの実現に寄与し、誰もが充足感を得られる生活を支えるテクノロジーによって、持続可能な未来を構築する事業が求められた。

 選ばれた株式会社Dots for(ドッツフォー)は、アフリカ農村のデジタルデバイドを解決するスタートアップ。投資を抑えた分散型無線ネットワークでローカル通信網を構築し、安価で迅速に学習やマーケットプレイスが利用できる環境を整える。収入に直結するサービスにアクセスして、住民の収入向上や生活の質を改善する。企業の参入が困難な市場へのチャネルにもなり、ラストフロンティアのデジタル化を目指す。

 講評では「現場の深い理解と長期的なインパクトに向けた明確で説得力あるビジョンで、政府でも難しい新しい社会実装の提案だ」と評価された。

 Dots for CPO(Chief Product Officer)の外村璃絵氏は「すばらしい賞と機会をありがとうございます。チームにすばらしいお土産を持ち帰ることができます。ありがとうございました」と述べた。

チャレンジトラック「Creativity Well-being」はBHQ株式会社

 新たな4つ目のチャレンジトラック「Creativity Well-being」は、創造性や文化的な活動もWell-beingを支える重要な要素と捉えて設けられた。アートやカルチャーなど社会に感動や変革をもたらす独自のアイデアと、その実現に向けた挑戦を競った。

 受賞したBHQ株式会社は、MRI(磁気共鳴画像装置)の画像解析で生まれた脳の健康管理指標「BHQ(Brain Healthcare Quotient)」によって、健康状態を可視化するヘルスケアサービスを展開する。さらに日本発の感性的な価値である「Kawaii(かわいい)」がBHQを高めるという京都大学との研究を起点に「Kawaii BHQ研究プロジェクト」を推進する。Kawaiiを職場に持ち込み、香道や茶道、書道、華道を組み合わせて世界の職場からメンタル不調やバーンアウトをなくすことを目指す。

 講評では「芸術や文化にも近い創造性を社会実装しようとしている」と評価された。

 BHQ取締役副社長の岡本摩耶氏は「素晴らしい賞をいただき幸せです。Kawaiiカルチャーを基盤にブランドを築き、人々を幸せにしたい。Kawaiiカルチャーが私たちを幸せにします。ありがとうございました」と受賞の喜びを語った。

世界展開するスタートアップを後押し

 表彰後のクロージングセレモニーでWE AT共同代表理事(住友生命常務執行役員)の藤本宏樹氏は「選ばれた4つのアワード受賞チームを含む16組のファイナリスト、さらに2024年のファイナリストはWE ATの継続的な支援を受けます」と称え、「WE ATは日本からグローバルなWell-being産業の創造に貢献します」と述べた。

 WE AT共同代表理事の吉澤到氏は、藤本氏と英国のロンドンで投資家やアクセラレーター、大学、政府機関者と会い、将来の協力について話し合ったことを紹介した。「日本のスタートアップが世界に進出するのを助け、海外のスタートアップを日本に呼び込みます。国内のエコシステムと協力して、より多くの潜在的なスタートアップにリーチします」と述べて、「Well-beingの未来を築くために協力してください」と会場に呼びかけてグローバルピッチイベントを締めくくった。

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