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経済成長とWell-beingを産学連携で加速する WE ATが仕掛けるエコシステム

「WE AT CHALLENGE 2025」レポート

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アジア最大級のWell-beingの祭典目指す

 東京大学で2024年5月16日に行われたレセプションで、シンガポールの非営利団体のテマセク財団(Temasek Foundation:政府系投資会社テマセク・インターナショナル傘下の慈善部門)と、テマセク傘下VCのバーテックス・ホールディングス(Vertex Holdings)、東京大学、東大IPCによる組織間協力の共同談話が発表された。日本とシンガポールのスタートアップエコシステムの発展に努め、WE AT CHALLENGE 2024でテマセク財団の連携が盛り込まれた。

 WE AT CHALLENGEが「アジア最大級のWell-beingの祭典を目指す」と掲げるのはテマセク財団の協力が大きい。ピッチの開催協力だけでなく、日本のスタートアップが東アジアで事業展開する際に支援する役割を担っている。

 コンテストを初開催した2024年は、世界32カ国、約400件が申し込んだが、2025年11月27日開催の2回目は600件近い応募があった。16のファイナリストがグローバルな社会課題解決に向けた展開とWell-Being実現のビジョンを競った。国際イベントとして、関連トークセッション以外のピッチの進行は英語(AI同時字幕通訳あり)で行なわれた。

 トラックと名付けられた「Planetary Well-being(地球)」、「Human Well-being(生活者)」、「Social Well-being(社会)」の3つ部門に加えて、25年からチャレンジトラックとして「Creativity Well-being(創造性)」が4つめとして設定され、各トラックに4社がファイナリストとして挑んだ。

 審査員は各界を牽引するプロフェッショナルを迎えた。トラック1から3の優勝者には各1000万円、新設のCreativityには250万円の賞金が贈られる。なお2025年は特別賞(学生賞、企業賞、研究者賞)も新設された。

東大総長の藤井輝夫氏「スタートアップの成長実現を確証」

 オープニングキーノート(基調講演)で、WE ATを代表して運営諮問会議(エグゼクティブアドバイザリーボード)の東京大学総長の藤井輝夫氏が「昨年は手探りの部分もありましたが、今年はさらに拡充したプログラムをお届けします」とあいさつした。

 オフィシャルパートナーのテマセク財団が、前年の第1回からWE ATのビジョンに共感して協力していることを紹介。戦略パートナーで東京都のTiBは、WE ATが法人化する前から継続的に連携していることや、JETROが日本スタートアップのグローバル展開で多くの知見とネットワークを提供していることに謝辞を述べた。

 その上で藤井総長は「非常に困難と言われるWell-beingや社会課題の分野でも実績を積み重ねています。WE ATのエコシステムに産学官を問わず多くのプレイヤーが集い、さまざまなアセットを持ち寄って試行錯誤を繰り返すことで、スタートアップの成長を実現できるとの確証を持ち始めています」と述べた。

 続いてテマセク財団の気候・リバビリティ(地球環境)部門統括であるMs.Heng Li Lang(ヘン・リーラン)氏が日本のスタートアップ投資に対する意義を語り、東京都知事の小池百合子氏が「TiBは創設から2周年を迎え、イノベーションを創設するNODE(結節点)になった」とビデオメッセージを寄せた。

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