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経済成長とWell-beingを産学連携で加速する WE ATが仕掛けるエコシステム

「WE AT CHALLENGE 2025」レポート

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トラック1「Planetary Well-being」はライノフラックス株式会社

 選考基準は「グローバルな社会課題に挑むWell-beingな事業。Well-beingに対する強い思い、事業のポテンシャルを総合的に判断する」となっている。6分のプレゼン後、質疑応答は4分間と短いながらも専門的な観点で突っ込んだやり取りが行なわれた。各トラックから選ばれた最優秀賞の「WE AT BEST AWARD」を紹介する。

 トラック1の「Planetary Well-being」は、温室効果ガスの低減や炭素の制御、エネルギーの省力化やクリーン化、空気や水や土壌の環境改善や有効活用など地球のWell-beingの実現に挑むスタートアップが登場した。東南アジアへと日本での展開を視野に入れた事業プランが求められた。

 選ばれたライノフラックス株式会社は、バイオマス資源からクリーン電力と高純度のCO2を回収する次世代バイオマス発電プラントを開発する。2024年4月設立の京都大学発スタートアップで、京都大学大学院工学研究科の反応工学研究室の研究成果をもとに「地球に存在する膨大な資源の価値を科学の力によって解放する」をミッションに掲げる。バイオマス資源でクリーンなエネルギーの供給と、CO2排出量の削減、廃棄物量の削減を目指す。

 講評では「どのチームも高いスコアを出したが、受賞チームは特にスケーラビリティと市場での展開力が際立っていた」と評価された。

 ライノフラックス代表取締役CEOの間澤敦氏は「すばらしい賞を頂き大変光栄です。日本にはすばらしい技術が多くあり、それを生かして気候変動に立ち向かい、より良い世界を築けると信じています」と喜びを語った。

トラック2「Human Well-being」は株式会社YStory

 トラック2の「Human Well-being」は、健康とQOL(生活の質)を生涯支える事業を競った。「身体的な健康」、「心の健康」、「社会的な健康」、「経済的な健康」に幅広く寄与するヘルスケア事業の提案がそろい、ウェルネス領域を事業化するスタートアップがテクノロジーやアイデアの斬新性、グローバル市場で実効性をアピールした。

 選ばれた株式会社YStoryは、約2400万人の更年期女性の健康課題に取り組むフェムテックのスタートアップだ。パーソナルケアサービス「JoyHer」を通じて、AIとメディカルサイエンスを活用したケアを提供する。企業向け「JoyHer Enterprise」もある。コンテンツは京都大学大学院医学研究科婦人科学・産科学と共同研究した。女性の心身ともに健やかなライフスタイルの実現を目指す。

 講評では「多様な領域に挑戦する企業がそろい、創薬やウェアラブルデバイスなどのテーマに取り組む企業はどれも競争力があった。業界全体として若く、大企業の支援を必要としている段階」とした。

 YStory代表取締役のJanet Yu(ジャネット・ユー)氏は「この分野は決して簡単ではありません。私たちは2年間取り組み続け、女性だけでなく男性の更年期にも焦点を当てています。今後もチャレンジを続けて社会を変えていきます」と述べた。

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