エンジン車で旅の燃料代を試算してみる
続いて、エンジン車での燃費を計算してみましょう。「アリア」は全長4.6mのミッドサイズSUVですから、同格となるのはガソリン車ハイブリッドの日産「エクストレイル」、ディーゼルのマツダ「CX-5」です。この2台と比較するのが良いでしょう。
すべて2WDとして、エクストレイルの燃費性能は19.7km/L(WLTCモード)で、「CX-5」は17.4km/L(WLTCモード)です。燃料の価格は、レギュラーガソリンで170円、軽油で150円として計算してみましょう。
走った距離は1653.4kmですから、「エクストレイル」なら約83.9L、「CX-5」なら95Lが必要となります。つまり「エクストレイル」なら燃料費が1万4263円、「CX-5」ならば1万4250円になります。エンジン車の場合、基本料金もなにもありませんから、これがそのまま燃料費になります。
比べてみれば、「アリア」は9295~1万3880.5円。ガソリン・エンジンのハイブリッドである「エクストレイル」は1万4263円。ディーゼルの「CX-5」ならば1万4250円となります。同じミッドサイズのSUVであるならば、BEVの「アリア」が一番安価という結果となりました。日産のプレミアム200を使った場合の9295円と比べると、約5000円ほどの差が出ています。
ちなみに、ガソリン価格がレギュラー130円程度であれば、その勝敗は逆転します。つまり、今回の勝負はBEVの「アリア」が勝りましたが、ガソリン価格や充電価格の変化があれば、勝敗はどちらに転ぶかわからないということです。個人的には、「意外と僅差だな」というのが正直なところでした。
筆者紹介:鈴木ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)。

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