ストロングハイブリッドモデル(高出力なモーターを搭載することで、状況に応じてエンジンとモーターを使い分けて走れるシステム)の追加や、大きく変わったデザイン、新たな安全装備など話題満載となっているスバルのSUV、新型「フォレスター」。
そんなフォレスターに、オフロードを含めて試乗する機会を得ました。ストロングハイブリッドは想定を超える受注となっていて、納車1年待ち(2025年6月上旬現在)ですが、その人気の理由をチェックしていきましょう!
実質的に歴代スバル車トップの売れ行き!?
新型フォレスター最大のポイントは、何といっても前述したストロングハイブリッド(Premise S:HEV EX、459万8000円~/X-BREAK S:HEV EX 447万7000円~)の追加です。これまで燃費が理由でフォレスターが選択肢から外れていた……といった事例もあったそうですが、WLTCモードで18.8㎞/L(X-BREAK)という燃費性能を実現し、ライバルとなる同クラスのSUVに肩を並べる燃費性能を手に入れました。
燃費性能の進化とハイブリッド、この2つのキーワードがユーザーにとって大きかったのか、新型フォレスターはスバルの歴史に残る大ヒットを記録しています。月販販売計画2400台のところ、初月受注台数が1万1466台となっていて、これは歴代フォレスター最多の売れ行きです。
スバルとしてもスマッシュヒットを記録した2~3代目レガシィの単月最多台数(2代目レガシィ、1997年3月1万4509台)に迫る勢いとなっています。ただ、1997年3月のレガシィの記録は、年度末の決算期で登録車を多く出したという背景もあり、実質的にスバル歴代トップは新型フォレスターなのでは? という声もあります。
ストロングハイブリッドはオフロードでも恩恵アリ!
まずは話題のストロングハイブリッドからリポート。まず乗って驚くのがそのシームレスさです。ストロングハイブリッド化の恩恵がかなり大きいと思いますが、トルクがシームレスに立ち上がり、静かに加速していきます。ワインディングの上りや高速道路の合流など、あらゆる場面でこのクラスのSUVトップクラスの静粛性を見せます。
しかしながら、ストロングハイブリッド化による進化がハッキリと見えたのがオフロードでの試乗でした。ここでは先代のマイルドハイブリッドモデル(モーターがエンジンをアシストするシステム)との比較試乗でしたが、低速からのトルクが違うのと、駆動にモーターを採用したことによりトルク制御が緻密になっていて、トラクション性能が圧倒的に違います。スロットル操作に対して反応よく前に進んでくれて、オフロードでのダッシュ力がまったく違うクルマになっています。
また、オフロードでは新型の方が、圧倒的に乗り心地が良くなっているのが実感できました。身体に伝わる振動がマイルドになっていて、オフロードでの快適性も向上しています。オフロードをこれまでよりも速く快適に移動できるようになった。そんなフォレスターらしい進化がストロングハイブリッドでは感じられました。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第678回
自動車
EVである前に軽自動車。スズキ「eSKY」が示す、日本の日常に寄り添う最適解 - 第677回
自動車
「ついに911、お前もか…」伝統の変化を嘆く前に乗るべき、約2000万円の超ピュアな「カレラT」 - 第676回
自動車
メーカーチューンの理想形! 2L化した特別ロードスター「12R」が魅せる至高の人馬一体 - 第675回
自動車
街乗りは不便でも悪路走破性は最強! ファミリーカー目線で斬る「ジムニー ノマド」のリアルな実力 - 第674回
自動車
軽自動車なのにフラッグシップ級の充実度! 三菱・新型デリカミニの最新コネクテッド機能を徹底検証 - 第673回
自動車
【予算30万円台】車中泊もこなす神コスパ! 日産「ウイングロード」の中古を推したい3つの理由 - 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する - 第670回
自動車
e-4ORCEでついに完成形へ! 35周年の日産のミニバン「セレナ」が選ばれ続ける理由 - 第669回
自動車
椅子が外れて広大な荷室に!? ルノー「グランカングー」は国産ミニバンとココが違う





