【今こそGT-Rを買うべき理由 その1】
高い実用性
GT-Rが魅力に思える点は、高い実用性にあります。後席が狭い、というより大人が着座するのは不可能に近いのは、この手のスポーツカーではあるあるの話ですが、荷室の広さと大きさは圧倒的にほかのスポーツカーより上です。
「それって、ボディーが大きいからでは?」というのは確かにその通り。パッと見た感じでも大きく、全長4710×全幅1895×全高1370mm、ホイールベースは2780mmとビッグサイズ。なのですが、ライバルといえるポルシェ 911のそれは全長4530×全幅1852×全高1293mm、ホイールベースは2450mmと、あまり大差なかったりします。
【今こそGT-Rを買うべき理由 その2】
乗り心地の良さと居住性の高さ
GT-Rの歴史は、パフォーマンスを高めながら普段使いもできるクルマへの道でもありました。初期GT-Rの車内は、エンジンと車両後部に搭載したミッションの大合唱。ですが年々、タウンスピード領域での車内ノイズは減っていったように思います。
でありながら、踏めばマフラーメーカーのフジツボが作るチタンマフラーから極上の音が聴こえてくる。ターボらしい太く低い音の中に、澄んだ高音を響かせる。スポーツカーの中でも屈指のサウンドといえるでしょう。
一般道でもGT-Rは使いやすい部類といえます。スポーツカーで気を付けるのが、ガソリンスタンドへの入庫。車高が低い都合、スポーツカーによってはフロントリフトをさせるオプションなどを付けたほうが安心度が高まるのですが、GT-RならNISMOグレードを除いて、ほぼそのまま行けます(意外と車高は低くない)。
そして一般道での乗り心地は、T-specが過去のGT-Rの中で最も優秀。もちろん乗用車よりは硬いのですが、ポルシェ 911のような地面からの突き上げで悲鳴をあげたくなるようなことはありません。
さすがにイマドキの10段変速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のような滑らかな加速は得られないのですが、それが逆に機械としてのスゴみをドライバーに伝えます。そしてエンジンルームからはターボのタービン音、リアからはギアとギアが擦れる音が聞こえ、それがまたイイモノ感をドライバーに伝えるのです。
【今こそGT-Rを買うべき理由 その3】
最後のガソリンエンジンスポーツ
日産自動車の横浜工場で作られるGT-Rの心臓部。それを組むのは、匠と呼ばれる選ばれた人のみ、と言われています。ひとりの職人がエンジンを組み立て、そこにバッジをつけるのは、AMGを初めとする海外の少量生産スポーツカーでは珍しいことではありません。ですが、同じことを一般乗用車がメインの日産がしたことが驚き。
もちろん生産台数は量販車に及ばないでしょう。しかも17年も。それだけ長い時間だと、親から子へ、のような生産技術の伝承と深化します。このエンジンには、単にひとりのッ職人の思いではなく、GT-Rに携わったすべての人の思いが詰まっているのです。
エンジンの動きは滑らかの一言。直列6気筒が最も滑らかと言われますが、GT-Rの滑らかさもスゴいものがあります。そして、アクセルを踏み込んだ瞬間に、爆発的なパワーを生み出す。日本のエンジニアリングの頂点といってもよいエンジンなのです。
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