環境保護のために、俺たちに何ができる? 「TOKYO GX ACTION BEGINNING~知るから始まる脱炭素~」レポート
「TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜」の全体像をレポート
デジタル誌アスキーで、環境問題の記事にアクセスが集中した理由
提供: TOKYO GX ACTION2025実行委員会
脱炭素に向き合ってみる2日間を過ごした
今月の13日と14日に、「TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜」というイベントが国際フォーラムで開催されました。
内容は表題の通りで「脱炭素やエネルギーの将来について、みんなで知って行動に移していこう」という趣旨のプロジェクトの、キックオフイベントですね。
今回、アスキーでは4人体制で2日間の取材を重ね、20本以上のレポートを掲載しました。
ウェブ媒体の記事の成果の指標として一般的なのが「PV(Page view)」です。つまり、記事がどれくらい読まれたのかということですね。
この基準で考えると、今回の特集はなかなか……いや、けっこう、いや、“かなり”反響がよかったように思います。当然具体的な数字はここには出せないのですが「(自分たちはデジタル誌なのに)環境の記事でこんなにアクセスがあるの!?」と、担当メンバー同士で話すほどでした。
展示内容を振り返りながら、好アクセスの要因を探っていきたいと思います。
山之内すずさんのトークからスタート
TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜は、主にHOUSE、FOOD、MOBILITY、ENERGYという4つのセクションによるブース展示、トークセッションなどのステージから構成されました。
出展者は、新技術の開発や、新技術を使ったプロダクトを販売しているスタートアップ企業から、大手自動車メーカー、設備メーカーなどさまざま。関係者同士が交流している様子も見られました。
初日、初回のステージには公式アンバサダーの山之内すずさんも登壇し、東京都の潮田勉副知事とのトークセッションを披露しました。
山之内すずさん、本当に溌剌とした話し方で、ご自身の体験についてお話しされていました。お料理とガーデニングが趣味とのことで、お料理で出た生ごみをコンポストを使って堆肥に変え、ガーデニングに再利用されているそうです。
食べ物に関連して話を進めると、SG GROUPの「脱炭素コーヒー」や、Dr.Foodsの「ヴィーガンキャビア」も面白かったです。
脱炭素コーヒーはコーヒー豆の代わりにレモンの皮やグアバ、ビーツといった食材を使っていますが、味はかなりコーヒーらしい仕上がりでした。廃棄素材の再利用と共に、コーヒーを畑で生産するよりも、二酸化炭素の発生を抑えられるという点でエコロジー的に優れているのだそうです。
ヴィーガンキャビアの方は、ヴィーガンフォアグラ、ヴィーガントリュフバターと共に「代替世界3大珍味」としてフードトラックで一般提供されていました。私も試食しましたが、いずれも本物に似た味と食感を持っているように思いました。特に本物に近い感じがあったのはヴィーガンフォアグラです。本物はガチョウの肝臓ですが、ヴィーガンフォアグラは主にナッツを原料としています。フォアグラのパテ風に仕上げてあって、粘度の高いペーストの中に時折ざらっとした食感が現れる感じに、フォアグラ感がありました。
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