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最⼤7100MB/秒の1TBモデルで⼤容量化だ︕

ポータブルゲーミングPCをType 2230対応M.2 SSD「Crucial P310」に換装したら容量不足から開放されて快適になった

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

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⼈気のポータブルゲーミングPCも⼤容量化したい

 ポータブルゲーミングPCは、VALVEの「Steam Deck」がこの世界を切り開き、今ではSteam DeckのOLED版の登場や「ROG Ally」などが登場。どこでも⼿軽にPCゲームがプレイできるとして⼀定層の⼈気を獲得している。

 ただ、ストレージ容量が意外と少ないタイプしか⽤意されていない。Steam DeckのOLED版には1TBが⽤意されているが、⼩さいボディに収めるために、実は内蔵のM.2 SSDは、通常のPCで使われるType 2280ではなく、Type 2230という基板が⼩さいタイプが採⽤されているため、⼤容量タイプだと価格が⾼くなってしまうという⾯もあるだろう。

 Type 2230のSSDはすでに市販されており、SSDの定番ブランドのCrucialからも「Crucial P310」が7月に登場。これを使えば、換装して⼤容量化も可能だ。ただし、ポータブルゲーミングPCのストレージを⾃分で換装すると保証の対象外になるので、⾃⼰責任で⾏なうことをお願いしたい。

7月に発売された「Crucial P310」。写真は1TBモデル

Type 2230規格のCrucial P310

「Crucial P310」は、Type 2230で基板の⻑さが30mmしかない

 Crucial P310の特徴について簡単に紹介しよう。Crucial P310は、M.2の規格のなかのType 2230で基板の⻑さが30mmと、SSDでよく利⽤されているType 2280の80mmの⻑さの3分の1程度しかない。

 インターフェースはPCIe 4.0に対応し、シーケンシャルリードで7100MB/秒、シーケンシャルライトで6000MB/秒と⾮常に⾼速な製品だ。耐久性(TBW)は1TBモデルで220TB。保証期間は限定5年で容量は1TB、2TBが⽤意されている。

 また、2TBモデルでも片面実装のため、ポータブルゲーミングPCのようにスペースがなく、冷却が厳しいところへの実装でも対応できるのがポイントだ。

マザーボード「MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」にCPU「Core i9-12900KF」、メモリー64GBを搭載したマシンでCristalDiskMark 8.0.5を実⾏した結果。公称値より若⼲落ちているが、より性能の⾼い環境なら公称値どおりの値になるはず

 Steam DeckのインターフェースはPCIe 3.0なので、オーバースペックにはなるものの、Steam Deckの性能をフルに発揮することが期待される。また、今回換装したモデルの容量は512GBだが、64GB、256GBのモデルがあり、より容量の少ないモデルだと換装によって容量にかなりの余裕が⽣まれるはずだ。

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