環境保護のために、俺たちに何ができる? 「TOKYO GX ACTION BEGINNING~知るから始まる脱炭素~」レポート

自動配送ロボット「hakobot」

100kgの荷物も任せろー! 自動で動く配送ロボットの安定感が抜群だった、ロボット掃除機の次に来るのはこいつかもしれない

文●松永/ASCII 編集⚫︎ASCII

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自動配送ロボット「hakobot」

自動配送ロボット「hakobot」

100kgまでの荷物を
抜群の安定感で運ぶロボット

 「人の代わりに仕事をする」AIやロボットの理想形の一つは、時間を要する演算や肉体的に負荷のかかる単純作業を代替してくれるものだと筆者は考えている。その最たる例を、このロボットに見た気がする。

 先日取材した「TOKYO GX ACTION BEGINNING」の展示にあった自動配送ロボット「hakobot」は、一言で言えば物を配送するためのロボットだ。

 ポイントは、100kgまでの荷物を運搬可能なこと。重くて大きいモノを置いたり、細かいモノを区分けして置いたりと、走行ユニットの上に乗せる荷室を用途に応じてカスタムできるのも特徴だ。荷室のカスタマイズ次第では、配送以外の用途にも利用できるだろう。

 また、パワフルな走りを実現する4輪駆動(4WD)と、小回りの利く4輪操舵(4WS)をかけ合わせることにより、優れた走破性を実現しているという。

 ゴツいフォルムだけに重いモノを運べることは容易に想像できたのだが、これなら繊細な荷物も任せられそうだ。製造業や物流業で導入が見込めるロボットだろう。

自動配送ロボット「hakobot」

すごくゆっくり走るので、転ぶこともまずなさそう

 実際に走行を見てみると、すごくゆっくり。最高時速は6kmなんだとか。人が歩くよりもさらに遅いが、横転する心配を一切感じないほどの安定感だった。

 自動運転方式を採用しており、障害物はオートで避けて安全に荷物を届けてくれる。重い荷物を運ぶ「ルンバ」みたいな感じだ。

 今回見たのは配送が必要な場面で活躍を見込めるロボットの1つだが、これからさまざまな用途で「人の代わりに仕事をする」AIやロボットが提案されていくだろう。

 このロボットが気になった人はこちらをチェック。

TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜

DAY1:2024年10月13日(日)11:00〜19:00
DAY2:2024年10月14日(月・祝)10:00〜17:00
開催場所:東京国際フォーラム ホールE
入場料:無料

URLhttps://tokyo-gx-action.jp

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