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「ROG RYUJIN III WB」で組んだ本格水冷PCが店頭展示中!

水冷パーツの名店「オリオスペック」店長に聞く、ROGの水冷クーラーの魅力とは?

2024年10月09日 10時00分更新

文● ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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ASUSの市川彰吾氏(左)とオリオスペックの松澤 亮氏(右)

 デスクトップPCのCPUクーラーは、安価な空冷モデルも一定の需要はある一方、昨今は冷却性重視の水冷モデルが多くなってきている。

 そうした中、ASUSから7月に「ROG Strix LC III 360 ARGB LCD」と「ROG RYUJIN III WB」が発売した。新製品の簡易水冷クーラーであるROG Strix LC III 360 ARGB LCDに加えて、ROG RYUJIN III WBはなんと本格水冷向けのパーツだ。

 いったいどういった経緯で発売に至ったのか、有識者に話を聞きたい。ということで、水冷パーツといえばココ、秋葉原のPCパーツショップ「オリオスペック」に足を運んだ。同店では、ROG RYUJIN III WBを組み込んだPCを展示しているとのこと。

 実際の製品を見ながら、ASUSの市川彰吾氏と、オリオスペックの店長、松澤 亮氏にお話を伺った。

本格水冷では珍しい、液晶付きウォーターブロック

 ROGブランドの代表的なCPUクーラーとして、「ROG RYUJINシリーズ」がある。現在は3世代目となる「ROG RYUJIN III」が販売されており、2023年の「エヴァンゲリオン」コラボの対象モデルにも選ばれるなど、同社のCPUクーラーとして看板的な立ち位置にあると言っていいだろう。

 今回発売したROG RYUJIN III WBは、ROGブランドでも珍しい本格水冷向けのパーツということで、どのような製品なのか気になるところ。そんなROG RYUJIN III WBを使用した水冷PCを、松澤氏が市川氏の依頼を受けて組み上げたとのことなので、製品の概要や印象を2人にお聞きした。

――本日はよろしくお願いします。まず、今回発売したROG RYUJIN III WBの概要について教えていただけますでしょうか?

市川氏:ROG RYUJIN III WBは、ROGとしては私の知る限り、初めてポンプなしで販売した製品です。ベースになっているROG RYUJIN IIIは、ポンプが内蔵されていて単体で冷却水が循環する形になっているのですが、今回に関してはそれがなく、外付けの水冷パーツと組み合わせる前提の製品になっています。

ROG RYUJIN III WBのパッケージ

――パッケージはどういった内容になっているのでしょうか?

市川氏:製品パッケージには、ウォーターブロック本体のほかに、ROGのロゴがデザインされたフッティングが付属しています。ハードチューブで本格水冷のPCを組む場合などは、このフッティングを使用することでよりデザインに統一感を出せるのではないかと思います。

ROGデザインのフッティングが付属

――このフッティングも、高級感がある質感に見えますね。

市川氏:このフッティングは純銅で作っているので、結構質感もしっかりしていると思います。PC全体でROGの世界観を表現する上で役立つ、ROGらしい面白いポイントかなと思います。

――通常の本格水冷向けパーツに比べて、特徴的な部分はあるでしょうか?

市川氏:やはり、RYUJINの特徴ともいえる3.5インチのIPSディスプレーですね。視野角も広く、リフレッシュレートも60Hzでスムーズなアニメーションを表示できます。本格水冷のパーツだと、ウォーターブロックも含めて薄くシンプルなデザインのものが多いですが、そうした中では異色の製品になると思います。

ROG RYUJINシリーズのトレードマークともいえる、3.5インチのIPSディスプレー

市川氏:また、本格水冷向けのウォーターブロックとしては、ファンを搭載している点が特徴だと思います。簡易水冷CPUクーラーだと、ウォーターブロックによってエアフローが阻害されて、CPUは冷やせてもVRM付近の温度が上がってしまうという場合があったのですが、ROG RYUJIN III WBではファンによってVRM周りを冷却する作りになっています。

ウォーターブロックのファンによって、下方向にエアーを拡散し、VRM周りの熱い空気を押し出せるようになっている

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