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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第418回

マツダの売れ筋SUV「CX-5」の中で「FIELD JOURNEY」をオススメしたい理由

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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CX-5

マツダ/CX-5 XD FIELD JOURNEY(383万9000円)

 ロータリーエンジンやロードスターのイメージが強いマツダですが、会社の屋台骨を支えているのはSUVであることに異論の余地はないと思います。その中でイチバン売れていると言われているのが「CX-5」です。確かに街で見ない日はありません。それゆえ、カタログを見るとグレード展開が多く、正直何が何やらといった状態。

 筆者はズバリ申し上げます。「買うならFIELD JOURNEYのディーゼルエンジン仕様しかない」と!

アウトドアを意識したFIELD JOURNEY

 CX-5のFIELD JOURNEYが登場したのは2021年のこと。同社HPによると「冒険心を掻き立てるアウトドアスポーツギアのようなデザインと、磨きぬいた機能性。(中略)家族や仲間と、都会から自然へ自由に行き来して、日常生活もアウトドアライフも楽しみたい。そんな想いに応えるモデルです。」として誕生しました。これによりベーシックグレードのほか、スポーティーな雰囲気のモデル、上質さを求めたモデル、そしてアウトドア志向のモデルという全方位ラインアップができ上がったというわけです。

 四輪駆動車というとアウトドアやラフロードといった非日常シーンでの利用イメージが強いですが、普段使いでも大きなメリットがあります。それは雪道や降雨の高速巡行時における高い安定性。四駆だからハイドロプレーニング現象は絶対に起きない、雪道でもガンガン進む、というわけではありませんが、二輪駆動車(特に後輪駆動車)よりも安心度は高いのは間違いありません。

 「それなら、ほかのCX-5の四駆モデルでもいいじゃないか?」というと、いやいや、それ以外の面で「買うならFIELD JOURNEYしかない」があったりするのです。それではご紹介しましょう。

クロスオーバーSUVならではの使い勝手の良さ

CX-5

マツダ/CX-5 XD FIELD JOURNEY

 まずは見た目から。CX-5のボディーサイズは全長4575×全幅1845×全高1690mmと使いやすいサイズで、なるほど売れるのも納得。FIELD JOURNEYのみの意匠として、フロントグリルにライムグリーンのアクセントが取り付けられたほか、前後ロアガーニッシュを金属調に仕上げてスキッドプレート風として、一層の力強さを演出しています。

CX-5

Mi-DRIVEセレクター

CX-5

OFF-ROADモードを選択した様子

CX-5

前輪が浮いている状態

 次に走りの面から。マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-DRIVE)という走行モードセレクターに、FIELD JOURNEYのみオフロードモードが追加されています。四駆の駆動制御や変速マネジメント、アイドリング回転数などがラフロード向けになるとのこと。実際に片輪が浮くような駆動がない状態から脱出できるというからすごい。写真のようなデモンストレーションは三菱自やSUBARUといった「ガチ四駆勢」がアピールしがちで、それ自体特別なことでもないのですが、マツダ車で行なわれるととても新鮮です。

CX-5

ヨコハマのオールシーズンタイヤ「ジオランダーG91」

 また、ほかのモデルがトーヨータイヤのサマータイヤであるのに対して、FIELD JOURNEYのみヨコハマのオールシーズンタイヤを装着。それゆえ足回りには専用セッティングがなされているとか。

 エンジンは2L 直4ガソリンターボと2.2L 直4ディーゼル直噴ターボの2種類。今回お借りしたのはディーゼルエンジン仕様で、最高出力は200PS、最大トルクは45.9kgf・mとハイパワー。ちなみに、2L 直4ガソリンターボの最高出力/最大トルクは156PS/20.3kgf・mなので、パワーと経済性(燃料代)の面でディーゼル一択という気分。しかも、マツダのディーゼルエンジンは尿素がイラナイというのもうれしい話です。

インテリアは特別感のあるデザインで満足

CX-5
CX-5

 インテリアも専用装備がいっぱい。ライトグレーのシートは六角形のエンボス加工がなされているほか、汚れに強い素材が使われているとのこと。シートにはライムグリーンのステッチなどがなされており、特別感を演出しています。

CX-5
CX-5
CX-5

 特別感といえばエアコンの送風口付近に、ライムグリーンの加飾がなされているのですが、よく言えば若々しく、悪く言えばなくてもいいかも。でも1日乗っているうちに慣れてきました。

CX-5
CX-5

 最近減りつつある、レバー式のドライブセレクター。エアコンの操作も分かりやすくて、実にイイ感じ。なんでもディスプレイで……という時代になりつつありますが、使いやすいのはこちらです。

CX-5

「あ」が左上……(写真はほかのマツダ車)

 その下にはインフォテインメント用のマルチファンクションダイヤルが置かれます。インフォテインメントはタッチパネルディスプレイではないため、操作する際はダイヤルをグルグルしたり前後左右に動かさなければならないのです。これで目的地を入力するのが非常に面倒。まず平仮名五十音順の「あ」が左上にあるうえに、入れても出てこなかったり……。音声入力はというと、うまく認識せず。このあたりはまだまだ改良が必要そうです。

CX-5
CX-5
CX-5
CX-5

 我慢ならず、スマホとつなげてApple CarPlayやAndroid Autoを使うことにしました。ちなみにスマホトレイはワイヤレス充電に対応しており、ワイヤレスCarPlayに対応していますから、iOS系ならアームレスト内のUSB Type-A端子をつなげなくても使うことができます。ですがAndroid Autoはワイヤレス接続できないようで、スマホは必然的にアームレストの中へ……。

CX-5

Android Autoの状態。マルチファンクションダイヤルでグルグルしなければならない

 このアイコン選択もマルチファンクションダイヤルをグルグルしなければならず。今度はアイコンが小さいものだから「カーソルはどこだ?」となったりしてイライラ。タッチパネルディスプレイにしないのは、「安全のため運転中に操作させない」という配慮らしいのですが、ちょっとやりすぎのような……。

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