マツダ車らしくハンドリングは良好
まずはEVモードから。駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は17.8kWh。WLTCモードのEV走行換算距離(外部充電で電気走行可能な距離)は75kmが公称値です。「やっぱりEVは静かでいいなぁ」と笑顔をみせるゆみちぃ部長。ですが、バッテリーが少なかったため、楽しい時間はあっという間になくなってしまいました。ここでNOMALモードにチェンジです。エンジンの動作音は当然聞こえてきます。街乗りでは気になりますが、高速道路ではあまり気にならないでしょう。
ですが、アクセルを踏んだ瞬間「このクルマ、何か変」と言い始めたゆみちぃ部長。というのも低速時にギクシャクしたような、段付きのようなトルク変動を感じるから。DCT(Dual Clutch Transmission)を搭載する輸入車の中には段付き感覚を覚えることもありますが、日本車では珍しいかも。逆に言えば輸出先では問題にならないというわけで。
重量物であるバッテリーを床面に置き、前後重量配分が50:50に近いこともあってか、ハンドリングは良好。CX-60のディーゼルエンジン搭載版よりもロール量は少ないようで、気持ちのよい走りが体験できます。
と思っていたのですが、後席に座ったゆみちぃ部長から「もう少し乗り心地がいいほうが好きです」との声が。運転席側では感じることは少なかったのですが、後席だと細かな振動を拾うようです。ちなみにディーゼル版はサスペンションアームの一部にゴムブッシュを使っていますが、PHEVではフルピロ化(サスペンションアームのゴムブッシュ部分を、ピロボールという金属に替えること)されているとのこと。ちなみに、CX-60のディーゼル版はそこまで乗り心地が悪いとは思いませんでした。
燃費に関しては、メーター読みでノーマルモードでリッター17km前後。ボディーサイズから考えれば燃費はよい方だといえるでしょう。ちなみにチャージモードに変えると、ざっくりリッター10km程度でした。ガソリンはレギュラーなのでお財布に少し優しそう。
CX-60 PHEVに対して不満を覚える部分もありますが、最初からこのクオリティーを作り上げたマツダに拍手。インテリアの上質さは納得のクオリティーだし、エクステリアもカッコいい。「これからマツダにZOOM-ZOOMですね!」というゆみちぃの言葉に納得した取材陣でした。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第677回
自動車
「ついに911、お前もか…」伝統の変化を嘆く前に乗るべき、約2000万円の超ピュアな「カレラT」 - 第676回
自動車
メーカーチューンの理想形! 2L化した特別ロードスター「12R」が魅せる至高の人馬一体 - 第675回
自動車
街乗りは不便でも悪路走破性は最強! ファミリーカー目線で斬る「ジムニー ノマド」のリアルな実力 - 第674回
自動車
軽自動車なのにフラッグシップ級の充実度! 三菱・新型デリカミニの最新コネクテッド機能を徹底検証 - 第673回
自動車
【予算30万円台】車中泊もこなす神コスパ! 日産「ウイングロード」の中古を推したい3つの理由 - 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する - 第670回
自動車
e-4ORCEでついに完成形へ! 35周年の日産のミニバン「セレナ」が選ばれ続ける理由 - 第669回
自動車
椅子が外れて広大な荷室に!? ルノー「グランカングー」は国産ミニバンとココが違う - 第668回
自動車
「NSXでキャンプ」は実在した!? テールゲートに荷物を詰め込むスーパーカー・アウトドアの衝撃






