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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第316回

6代目「シビックTYPE R」はスポーツカーが苦手な人にこそ乗ってほしい

2023年04月01日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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スポーティー過ぎないインテリア

シビック TYPE Rのラゲッジスペース

 今一度、収納をチェックしましょう。CIVIC e:HEVよりも軽いバックドアを開けると、十分な容積。プライバシーシェードが巻取り式で、大きな荷物を収納する際にとても便利。もちろんリアシートを倒せばより多くの収納スペースが得られます。

 次は室内をチェックします。「インテリアがスポーティー過ぎないのもイイですね」と、インテリアも気に入られたよう。それに暗い場所になると、運転席と助手席のドア内張が赤く光り「オシャレですね」とニッコリ。運転席まわりで唯さん的に気になったのは、パーキングブレーキが電子式であること。彼女的にはレバー式が好ましいようです。

 その近くには走行モード切替ボタンがあり「コンフォート」「スポーツ」「+R」「インディビジュアル」」の4つから選択可能。それに伴い、LCDメーターパネルの表示が変わり、+Rモードはレーシングを強烈にイメージさせるもの。それは走りにも当然現れます。

 ナビ周りに目を向けると、基本的にはシビックのそれと一緒。ですがLogRというアプリが追加されています。これはGPSを用いてサーキット走行などでラップタイムの計測や、車両のGセンサーを表示、そして記録するもの。こうしたアプリで機能拡張できる設計は、実にイマドキであり、また他車ではあまり見かけないものです。

 エンジンは2リットル直4ターボ。先代に比べて10PSアップの330PS、最大トルクも400N・mから420N・mと増やしながら、発生回転数帯が500回転下がりました。「赤いトップカバーに、TYPE Rのロゴ。特別感がありますね」と唯さんは笑顔です。

 ボディーサイズは全長4595×全幅1890×全高1405mm、ホイールベース2735mm。先代に比べて全長で35mm、全幅で15mm、ホイールベースで35mm伸長した一方、全高は30mmダウン。標準車に比べてワイド化されたフェンダーと相まって、ワイド&ローの印象がかなり強くなりました。車重は40kgアップの1430kgです。

 リアにはウイングが取り付けられています。クローズドボディのスポーツカーにはウイングが必要と公言する唯さんのハートをガッチリキャッチ。「形状が面白いんですよね」と観察しきり。こちらに関しても、前述の過去記事をご参照ください。

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