スクウェア・エニックスが世に贈る人気RPGシリーズ「オクトパストラベラー」の最新作『オクトパストラベラーII(OCTOPATH TRAVELER II)』。2023年2月24日にNintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/PC(Steam)向けに発売され、各所で好評の声が上がっている作品だ。価格は、7800円。
本作はHD-2Dと呼ばれるグラフィック技術を採用し、古き良きJRPG時代(スーパーファミコン辺り)のような温かみのあるドット絵と、3DCGを融合して描かれているのが特徴の1つ。しかしもちろん、本作が人気なのはそれだけではない。
ここではそんな本作の魅力を4つに分けて紹介していこうと思う。なお、ストーリー中盤くらいまでのネタバレを含むので、ご容赦願いたい。
※画像はNintendo Switch版のものです
魅力その1.主人公8人の物語が面白い!
本作を語るうえでまず外せないのが「物語」だ。剣士「ヒカリ」、踊子「アグネア」、商人「パルテティオ」、学者「オズバルド」、盗賊「ソローネ」、神官「テメノス」、狩人「オーシュット」、薬師「キャスティ」の8人から、プレイヤーは最初の主人公を1人選択する。
選ばなかった主人公は各地で仲間にできるが、それぞれの物語は同じ世界のなかで独立して進行可能。MAPを見れば次にどこの街で誰の物語が進むかがひと目でわかるようになっている。
全体的にダークな物語が多い印象だが、いずれも因果関係や背景がわかりやすく、難解なストーリー展開にはなっていないと思った。例えばオズバルドは自らの“研究”と“復讐”の2つを軸にした物語が展開し、全5章でスッキリ終わる。
そのほかの主人公たちも、それぞれに旅する目的があり、そのための同行者・協力者としてほかの主人公たちと同じ道を歩むことになる。パーティーチャットで主人公同士が会話する場面もあり、互いに協力している様子が描かれていたのはとても良かった。
ストーリーを進めると、一見バラバラな彼らの背景にも共通項が隠されている描写があり、この8人がともに旅をするのも何か意味があるのか……? などと考えながらプレイ中だ。
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