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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第256回

ひとりでもファミリーでも便利に乗れるミニバン、日産「セレナ」で福井まで行く

2022年09月11日 12時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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セレナのココが好き! その3
クルマの大きさを活かした使い勝手

 セレナをお借りし、福井まで車中泊旅をしてきたのですが、オススメしたい機能がコチラです↓

 電子シェードはディーラーオプションで「17万2700円~」と少しお高めですが、ボタンを押すと外から見えなくなるので、かなりオススメです。カーテンだと、覗き込まれると隙間から見えてしまいますが、これなら見えない! おかげで安眠できました。

 個人的な意見になりますが、今まで試乗したミニバンの中でセレナの収納が1番私好みでした。

サンバイザーを下げ、裏側部分にカード入れがあるのではなく、表面にあるのが使いやすかったです

ハンドル前&助手席前に収納ボックスがあるので、財布などを入れることができます

さらに、ココにはUSBソケットが付いているので、スマホの充電も可能です。なにが良いって、コードを隠せるのがうれしい!

使わないときは隠せる引き出し式のドリンクホルダーは、便利&車内が綺麗に見えます。紙パックも置けますよ♪

運転席と助手席の間には、小さい鞄を置けるスペースが

後席の机は両サイドにフックがあり、ビニール袋などをかけられるようになっています。右利き、左利きのどちらの人でも使いやすいです

セレナのココが好き! その3
シートアレンジ&積載量

 シートの硬さは、低反発枕を少し固くしたというイメージを持っていただけければと思います。2列目のシートはロングスライドドアなので、アレンジが多くなるのもうれしいポイントでした。ちなみに、車中泊するなら1番オススメしたいシートアレンジがコチラ。

1列目を完全に倒し、2列目をフルでリクライニングさせるという方法です。シートとシートの間に段差がないので、ゆったりと寝転べます

PAで小休憩するなら、コチラがオススメ。2列目を完全に倒して、3列目をリクライニングさせるというアレンジです。ちょっと運転に疲れたな……と思ったら、画像のように足を伸ばして休みました

足を伸ばして座れる&足元には少し余裕があります。ベビーカーやスーツケースも余裕で積むことができます

ちなみに、荷室の床を外すとさらに収納があります。深さがあるので、観葉植物などの高さのある荷物も楽々で積むことができます

3列目シートを倒すとこんな感じ。キッズサイズの自転車&ママチャリも余裕で積めます。2列目を1番前に出さなくても積めるのも◎

3児の母である友達が言っていたのは、バックドアが大きいので、子供が開けると画像のようにドアが当たってしまい、コケてしまうことがあったそうです

セレナのココが好き! その5
やっぱり便利なプロパイロット

 高速道路と一般道のどちらも走行しましたが、とにかく運転しやすかったです。フロントガラスと運転席の窓が大きいので視界が広いのと、Aピラー部分の窓が大きいので見切りも良いです。そして、燃費が良いのがさらに良い! 日産本社(横浜市)から福井駅まで538kmあったのですが、ガソリンメーターが1目盛り残っていました。また、高速道路はプロパイロット機能を使うと、設定した速さや車間距離を保って走ってくれるので重宝しました。

 気になったのは「e-pedal」です。アクセルペダルのオンオフのみで加減速をするシステムなのですが、カクンと止まるので違和感を覚える人もいるかもしれません。慣れてしまえば便利なのですが……。

 また、発進と停止&ロールも緩やかで、一般道はとても運転しやすかったです。ただ、高速のカーブを曲がった時に若干柔らかすぎる……と感じる人がいるかもしれません。走行音に関しては、めちゃくちゃ静かというわけではありませんが、普段話している時のボリュームで、会話を楽しめます。ただ、アクセルを強く踏む場面(坂道など)では、エンジン音がかなり気になります。アクセルをベタ踏みすると、唸りながら徐々に加速していったので、フル乗車での坂道や高速はキツそうだなと感じました。

 ということで「セレナ」のレビューでした! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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