これからICTを導入しようとしている介護施設・事業所にうってつけなツールがLINE WORKSだ。導入企業はすでに30万社以上という国内市場でトップシェアのビジネスチャット(※)だ。介護業界でも導入する施設・事業所が増えていて、介護スタッフの募集や定着にも効果アリという声もある。今回は、10月22日から10日間に渡って開催されるオンラインイベント「LINE WORKS 2021秋 介護の新常識 学びウィーク」をASCII編集部が直前レポ!特別に事前視聴させてもらった一部を紹介したい。
※富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018~2021年版」調べ
事業経営に役立つ期間限定オンライン教室
オンラインで聴講できて、介護事業経営に役立つ「介護の新常識 学びウィーク」が開催される。有識者の解説や先行事例を紹介しながら、実践的な介護事業に関わるうえで絶対に押さえておきたい最新情報や運用ノウハウを体系的に知ることができる一大イベントだ。また、LINE WORKSの活用法がよくわかるセミナーも公開。LINE WORKSをまだ使っていない人には、入門用のセミナーが用意されているのもありがたい。
イベントは1期・2期に分かれるが、1回の申し込みで20以上あるプログラムを期間中にすべて聴講でき、参加費は無料だ。
【次のような人におすすめ!】
・現場職員やサービス向上にきちんとつながるICT導入の事例を学びたい
・紙業務からの脱却やオンライン化について、成功事例や対応ステップのノウハウを知りたい
・施設内外の情報共有、連携をより良くするための方法が知りたい
・LINEWORKSのはじめ方/さらなる活用例を知りたい
[第1期]10月22日(金)~31日(日)
[第2期]11月12日(金)~21日(日)
【詳細及び申し込みページはこちら】
では、1期、2期のプログラムの中からひとつずつ紹介しよう。
介護経営のヒントがわかる6本のプログラム
1期のメインテーマは、「介護経営のヒント」。6本のプログラムがあり、いずれも専門知識を持った講師や介護事業経営者が知識や経験を惜しみなく披露してくれる。
「人材定着のカギはコミュニケーションにあり!~設備投資なしでできるビジネスチャットの活用術~」では、介護現場へのICT導入支援を行う株式会社ビーブリット(東京都)の代表取締役の竹下康平さんなどが登壇。
竹下さんは、介護人材確保がますます難しくなる中、現在の職員の定着が重用であることを語る。職場の人間関係が離職原因になることが多く、これを防ぐにはコミュニケーションが重要で、ポイントは情報の正確性と到達性(きちんと伝わったか)だ。これらが確保される状況をつくらなければ、結果的に人間関係の悪化を招くということだ。
興味深い心理学の話も踏まえながら、竹下さんの説明は非常にわかりやすい。こうした問題を解決する手段として、LINE WORKSなどのコミュニケーションツールが期待できるという。それは、文字だけでなく画像や動画も使ってより正確に伝えられることや、既読で確実に伝わったことがわかり、さらに受け取った側は手が空いたときにいつでも読み返せることなどをあげている。
他に、有限会社ウェルフェア三重「介護付有料老人ホームみっかいち」(三重県)の施設長の松原和之さんが、自法人における有資格者によるキャリアコンサルティングなど、LINE WORKSをどのように活用しているかを説明し、「LINE WORKSは費用対効果が高い」ことを強調している。
BCPの基礎から実践法まで学べる7本のプログラム
11月12日(金)から開催される2期のメインテーマは「BCP対策と向き合う」。
令和3年度介護報酬改定で策定が義務化され、また自然災害や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応からも注目されるBCP(事業継続計画)について徹底的に学べるよう、7本のプログラムから構成されている。
この連載でも登場した「ひまわり在宅サポートグループ」(第13回 介護業務の利用について自治体に聞いてみよう)や「株式会社メグラス(第17回採用管理、定着ツールとして活用)のみなさんが講師となったコンテンツもある。
連載14回「BCPに利活用を位置づける」で紹介した東京海上日動ベターライフサービス株式会社の管理部次長の三上信さんも登壇。
「複数施設を経営する事業者が災害時に備えて心得ておきたいこと LINE WORKS サービス概要と安否確認活用事例のご紹介」と題し、自社で運営する介護付有料老人ホーム「ヒルデモア/ヒュッテ」の災害対応のBCPについて、策定の経緯から内容、運用、教育・訓練にいたるまでを多数のスライドを用いながら説明されている。
三上さんは、災害時、介護事業者には「サービスの継続」「利用者の安全確保」「職員の安全確保」「地域への貢献」が求められることを述べる。災害時に利用者・職員の安否や施設の被害状況などのスピーディな把握を可能とするためにLINE WORKSを導入したことや、「アンケート」機能を用いて各施設の被害状況を一斉に報告してもらうなどの利用法について語る。
この他、三条市役所の「【現場インタビュー】職員間の業務連絡から安否確認の活用」は、自治体でもLINE WORKSの利用が進みつつある動向を知るためにもチェックしておきたい。
「介護の新常識 学びウィーク」限定のLIVEセミナーも開催
通期テーマ「LINE WORKSをもっと活用する」では、質疑応答ができるLIVEセミナーを2つ開催する。
購買業務を便利にする「Amazonビジネス」とLINE WORKSのシステム連携セミナーは10月22日に開催。また、10月26日には、介護記録システム「ケアコラボ」とLINE WORKSのシステム連携が、デモを通して初披露される。
申し込み時に「おためしアカウント」をプレゼント
「介護の新常識 学びウィーク」は、介護事業に関わる人なら、ぜひ押さえておきたプログラムばかり。申込者のみがアクセスできるイベントサイトでは、「介護の新常識 学びウィーク」開催期間中、何度でも自由にプログラムを視聴できる。
これからLINE WORKSを使ってみたい方に用意された「LINE WORKSをはじめる」や、もっと使い込みたいという方に向けた「LINE WORKSをもっと活用する」では全部で8つのプログラムがあり、通期で視聴することが可能だ。
参加するには、「セミナーお申し込みフォーム」に必要事項を記入して申し込むだけ。参加費は無料。
申し込みの際には、初期設定不要でLINE WORKSを試せる「おためしアカウント」の発行(無料)を選択することができる。発行希望を選択するだけで、数日後には新規開設およびおためし用メンバー登録までの設定が完了されたLINE WORKSのログイン情報がメールで届く。
LINE WORKSをまだ使ったことがない人なら、実際に操作しながらセミナーを聴講できるのですごく便利だ。このチャンス、お見逃しなく!
【詳細及び申込みページはこちら】
次回は、第2期のコンテンツでもある介護現場のハラスメント対策強化について紹介する。両方チェックして理解をより深めてしてもらいたい。
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