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リモート環境での障がい者就業支援体制を構築

LINE WORKS、障害者就業・生活支援センター「ピア宮敷」に導入

2021年04月27日 15時30分更新

文● ASCII

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障害者就業・生活支援センター ピア宮敷が「LINE WORKS」を導入

 ワークスモバイルジャパンは4月27日、社会福祉法人 土穂会 障害者就業・生活支援センター ピア宮敷が「LINE WORKS」を導入したと発表した。

 ピア宮敷は、都道府県労働局から委託を受けて運営している障がい者支援機関。障がい者の就職を支援するなかで、求職者とのやりとりには電話やメールを使用していた。しかし、声だけでの正確な状況把握や意思疎通を図ることが難しいケースや、メール等が使用できない方の場合、担当職員が遠距離を移動し訪問して面談するケースが頻繁に発生し1日当たりの相談件数に制限がある状態だった。

 LINE WORKSを導入した後は、求職者と担当職員が1対1のトーク機能でやりとりをするようになった。履歴書など必要書類の記入方法に関する相談に対して、記入例の画像データやPDFファイルを送信することで、電話では説明しにくい内容も正確にトークで伝えられるようなったという。これまで1件あたり少なくとも往復1時間かかっていた移動時間が大幅に削減されたことで、他の求職者との時間確保も可能となり、担当職員の業務効率化につながった。また、障がいの特性によっては、口頭よりもテキストでのやりとりの方が理解しやすい場合もあり、LINE WORKSが面談の役割を果たす事例も生まれている。

 障がい者雇用を推進している企業や他の就労支援施設、医療機関、担当地区の福祉課など、多くの関係機関からの電話による問い合わせには、事務所にいる職員がリアルタイムで入電情報をトークグループに共有することで、担当職員が外出先でも折り返しの電話対応が可能になった。

 また、これまで事務所のホワイトボードで管理していたスケジュールを、カレンダー機能に完全移行。アナログだった事務所内の情報共有にLINE WORKSを活用することで、全職員で即時共有できる環境を構築した。

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