通常モデルとSIGNATURE EDITIONの違いと選択したい装備
今回のVAIO Zは、VAIO SXシリーズと同様にさまざまなカスタマイズができるが、大きく分けて「SIGNATURE EDITION」モデルとそうでないモデルがある。「SIGNATURE EDITION」は、VAIO SXシリーズでいうところの「ALL BLACK EDITION」のようなもので、特別仕様を意味する。
「SIGNATURE EDITION」は、通常のモデルでは選べないCore i7-11375H(3.3GHz~5GHz)プロセッサーを搭載し、メモリーは16GBか32GB。ボディーカラーは、通常モデルのブラックだけでなくカーボン繊維が薄く見えるシグネーチャーブラックが選択可能。キーボードも通常モデルでは選択できない隠し刻印が選べたりするので、見た目的にも通常モデルと違いが出せるようになっている。
そのほかのカスタマイズは、通常モデルと基本的に変わらない。液晶はFHDか4Kか、ストレージはPCIe 4.0対応のNVMe SSDで256GB/512GB/1TB/2TBの中から選択。あとは、5GモジュールやTPMセキュリティチップの有無などが選択できる。
では、どのモデルでどうカスタマイズいるのがいいのだろうか。もちろん、お金に糸目をつけず高みを望むのなら、「SIGNATURE EDITION」でしょう。だだ、最低価格でも36万6080円。ちょっとカスタマイズしただけで40万円オーバー確実だ。
通常モデルだと、CPUがCore i7-11370H(3.3GHz~4.8GHz)プロセッサーかCore i5-11300H(3.1GHz~4.4GHz)プロセッサーの2択。「SIGNATURE EDITION」よりは 動作周波数が若干落ちるものの、いずれも4コア/8スレッドなためVAIO SXシリーズに比べてもかなり高く、特殊塗装や隠し刻印にこだわらなければ、通常モデルでも十分だろう。
液晶は、FHDの方が4Kよりバッテリー駆動時間が倍近く違うので、モビリティを重視するならFHDを選択するのがオススメだ。また、SSDは512GBをオススメしたい。これは、容量の問題だけでなく、256GBより512GBのほうが、書き込み性能がかなり高いため。価格差も1万6500円なので、これは迷わず選択しよう。
メモリーは、8GBか16GBか悩みどころだが、クリエイティブなことをしなければ8GBでもいいだろう。予算があえば16GBがオススメだ。そのほかは、必要に応じて選択するといい。SSDだけ512GBにしてCore i5で8GBメモリーにしたときの価格は、28万9080円。この価格なら現実的ではなかろうか。
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通常のVAIO Zで、Core i5のFHD、SSDは512GBにした場合、29万円を切る価格で手に入る
あと、注文時に迷うところが、メンテナンスパックをつけるか否か。メンテナンスパックとは、3年以内に一度クリーニング・メンテナンス・バッテリーパック交換のサービスを受けられる「標準プラン」と、それに加えてキーボード交換も行なえる「ワイドプラン」というもの。使っているうちに、バッテリーは劣化するし、キーボードも傷んで来る可能性があるため、長く使い続けるためにも入っておきたいところ。価格は標準プランが2万2440円、ワイドプランが2万9040円となっている。
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