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新車を買った情報2020 第70回

マツダ ロードスターRF タイヤ交換にはインパクトレンチか、インパクトドライバーか?

2020年11月30日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■インパクトレンチとインパクトドライバーの違い

 さて、ドライバーはビスを回すもの。レンチはボルトやナットを回すもの。それはハンマーで打撃を与える電動インパクトも同じです。回す相手によって必要な力も違うから仕組みも違う。だからホイールの着脱は、インパクトレンチでやるのが正しい。

 以上が正論ですが、インパクトドライバーも年々高トルク化を遂げ、乗用車のホイールナットくらい平気で回せるようになってしまいました。ロードスターのホイールナットの締め付けトルクは108~147ニュートンメートルですから、今回買ったハイコーキのインパクトで十分緩みます。

 しかし問題はできる、できないではなく、やった後にどうなるか。というのも、充電工具が高トルク化しても、ソケットやビットの着脱機構と軸の太さは変わっていないからです。アンビルなんて言ったりしますが、ピストルの銃口のようなこの部分です。

 左のインパクトレンチは差込角12.7ミリの四角軸。右のインパクトドライバーは差込角6.35ミリの六角軸。そのサイズ感をソケット側で比べてみましょう。

 左のインパクトレンチ用ソケットに対し、インパクトドライバー用のソケットビットの軸はいかにも細くてパキッと折れそうに見えますが、持ちこたえる時間の差こそあれ、使っていればそのうち折れます。

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