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新車を買った情報2019 第39回

マツダ ロードスターRF納車から1年でわかった良い点悪い点

2019年12月29日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集● ASCII

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雪道では軽さと重量配分が強み

 北海道におけるロードスター最大の敵は、冬の路面。当初はFRで実用になるのかと不安でしたが、ここのところ極端に雪が少ない。平野部にある私の町では、一夜にしてロードスターRFの最低地上高145mmを超えるような積雪は、まだありません。気候変動の影響とすれば喜んでもいられませんが、おかげでスタックもせず余裕で走れるわけです。

 降雪後の圧雪路では、軽さと重量配分の良さは強みです。雪上ではどんなクルマでもわずかに滑りながら走っているような状態で、ステアリングやブレーキのダイレクト感に乏しく心細いわけですが、車体が軽いおかげで操作に対する応答、収束が早い。おかげでコントロール可能な残りしろがつかみやすいわけです。

 もちろん、アクセルやブレーキの加減を誤ればズルッといきますが、トラクションコントロールや横滑り防止装置のような電子制御が助けてくれますし、リアが軽く流れた程度ならカウンターを当てて戻すのも簡単。止まるときは4WDもFFも皆平等ですから、路面状況と安全に止まれる速度にさえ気をつけていれば、FRでどうにかなるもんです。

 と申しますか、十分に気温が低い日に、ドライで締まった圧雪路を走るのは楽しい。これはスポーツカーを買って良かったぞと実感できる場面です。

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