IT×ものづくり発表会で子どもたちがプログラミング体験 「ワンダーメイクフェス5」レポート
高まる早期プログラミング教育に向けた展覧会開催
2019年04月13日 10時00分更新
来年度以降、小学校で必修化されるプログラミング教育。それを受けて、習い事としてのプログラミング教室も数多くなり、小さなお子さんを持つ親の関心も非常に高くなっている。IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」が開催しているワンダーメイクフェスも年々規模が拡大し、5回目となる「ワンダーメイクフェス5」は日本科学未来館にて2月9日と10日の2日間にわたって開催された。
会場では最新テクノロジーに触れられる展示やワークショップの開催、子ども達による作品の発表会、応援企業による体験コーナーなど、さまざまな展示が行なわれた。今回は、ものづくりの最先端に触れるテクノロジーゾーンに出展した企業の展示の様子をフォトレポートとしてお伝えする。
遊びながらプログラミングを学べる製品が多数展示
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのtoioは、一昨年の東京おもちゃショーで発表された、体感型トイ・プラットフォーム。キューブ型の小さなロボット2台の位置をセンサーで検出し、その動きをプログラミングして、インタラクティブな遊び方ができる。
GROOVE Xは、昨年12月に予約受付を開始したロボット「LAVOT」を展示。家の中で行動できる範囲を自分で地図化したり、人の顔を覚えてなついたりと、家族の一員としてのロボットだ。展示ではやはり女の子に人気があった。
デジカはRPGツクールの体験ができる展示を行ない、子ども達が街作りに挑戦していた。それぞれの感性で作られた街は現代とファンタジー世界のマップとして組み合わせ、大きなマップが完成していた。
各企業が展開するキッズ向けプログラミング製品が集合
このほか、テクノロジーゾーンには木星ルームと土星ルームがあり、土星ルームでは実際に遊べる製品が多く展示されていた。
Unityゾーンでは、小学生から高校生が作った作品を展示し、多くの子ども達が実際にプレーしていた。
ワンダーゾーンでは、LITALICOワンダーの教室の紹介や、ゲームやロボット作り体験を行なっていた。

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