学習塾および幼児教室の運営事業などを手がけるLITALICOは、プログラミング・ITに興味のある人や、年長の小学生~高校生までに向けたIT×ものづくりの祭典「ワンダーメイクフェス4」を10月15日に開催した。
本イベントでは、同社が運営するプログラミング・ロボット教室であるLITALICOワンダーに通う子どもたちによる作品の展示やプレゼン、企業や個人クリエイターによる最新のITツールやガジェットに触れられるコーナー、ロボット製作を体験できるワークショップなどを実施。
今回はロボットクリエイトコースとロボットテクニカルコースの子ども達によるプレゼンテーションの様子をお伝えしたい。
好きなものをプログラミングとロボットで表現
プレゼンテーションでは自分の作った作品の概要を3分間にまとめ、観客の前で発表する。ロボットクリエイトコースとロボットテクニカルコースのプレゼンは午前の部と午後の部に別れており、全33組の子ども達が発表した。
発表は作品の特徴や頑張ったところなどをパワーポイントや動画を使って紹介。発表後、観客は配られたフィードバック用紙を掲げることで、発表者へ”ナイス!”を送れる仕組みになっている。
フィードバックは、プレゼンの内容や話し方に対する「ナイス! プレゼン」、プログラミング技術を評価する「ナイス! テクニック」、作品の着眼点や面白いと思ったものに出す「ナイス! アイデア」、おしゃれ・かわいい・かっこいいと思ったときにおくる「ナイス! デザイン」の4種類。
特徴的だったいくつかのプレゼンを紹介しよう。
「ドラゴンのフィリック」というロボットを発表したのは”あおプリっち”。ドラゴンの羽の部分にはギアが仕込まれており、動く仕組みになっている。また、黒いパーツを鎧として装着させるなど、自分のドラゴン像を再現させた。
LITALICOワンダー横浜に通う”レン”は、ビー玉を勢いよく打ち出して敵を倒すロボット「ドカンと大砲」を発表。
動画で実際に敵を倒すシーンを観客に披露。思いのほか勢いよく発射されるビー玉の威力に一同驚いていた。ビー玉の威力を高めるために1番こだわったのがプログラミングだという。輪ゴムを捻って小さなパワーを生み出すプログラムを何度もつなげたものを1つのブロックとしてまとめることで、一気に大きな力を生み出せるようになったという。
ピタゴラ装置好きの”ホウオー”は「ガタゴトスイッチ」を発表。レゴブロックの凹凸に沿わせてビー玉を転がし、壁にぶつけてうまく直角に曲げている作品だ。
ゴールにはモーションセンサーを配置し、ビー玉が完走すると音がなるようになっている。
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