●家電量販店にファーウェイ製品なし
CES会場での展示や米アマゾンの商品ラインアップを見る限り、ファーウェイは米国でそれなりの存在感があるように見えました。しかしキャリアや家電量販店のリアル店舗を訪れると、ファーウェイの名前を見かけることはありませんでした。
米国ではミッドレンジ以上のスマホはキャリア市場が中心ということもあり、「HUAWEI Mate 10 Pro」をAT&Tから発売する計画が頓挫したことで、米国展開は行きづまってしまった感があります。
米家電量販大手のベストバイには多数のプリペイド端末が並んでいましたが、メーカーはサムスン、LG、モトローラなどが中心。ファーウェイがないのはかなり違和感のある光景でした。ただし中国Vivo製品などは取り扱いがあり、中国メーカーが一律で排除されているわけではなさそうです。
意外な端末としてはSIMロックされたiPhone SEが140ドル、iPhone 6が100ドルという低価格で売られていました。プリペイドで一定の利用を経た後ならSIMロックを解除できる仕組みも用意されています。
日本と比べると対照的な状況です。大阪のヨドバシカメラ梅田店1階にオープンしたファーウェイショップにはキャリアモデルやPCを含めた多数の製品が並び、アップルに迫る存在感がありました。この勢いを維持できるのか注目したいところです。
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