2022年1〜3月期のGAFA決算が出揃いました。
コロナ禍からの回復が期待される中、世界情勢が急変したこともあり、各社の決算発表からはいま直面している問題が浮き彫りになっています。
アップル 在庫不足が続く
Apple(アップル)の1-3月期決算はiPhone、Mac、ウェアラブル/ホーム製品が四半期として過去最高の売上を達成しており、好調を維持しています。日本での数字はわずかに前年割れですが、これは為替変動の影響としています。
目下の課題は在庫不足です。供給が間に合わないと予告していたiPadは、前四半期に続いて売上が前年割れとなりました。中国でのロックダウンによる混乱が拍車をかけたようですが、工場は再稼働を始めているといいます。
日本のアップルストアでは、売れ筋の第9世代iPadは配送で18日待ち、M1搭載のiPad Airは1ヵ月待ちです。家電量販店に在庫が入ることもあるようですが、欲しいときにすぐに買えるとは限らない状況です。
最新の「Mac Studio」の納期はM1 Maxモデルが約1ヵ月、M1 Ultraモデルが約2ヵ月待ち。構成によっては最大12週間待ちとなるようで、こちらもひどい状態です。

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