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最新ハイエンドオーディオ、本当のところ 第5回

LUXMANの4兄弟「L-590AX」「L-507uX」「L-550AX」「L-505uX」を比較試聴

最高のプリメインアンプを求め、LUXMANの試聴室を訪問した (1/8)

2013年09月30日 11時00分更新

文● 編集部

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最高のプリメインアンプを導入しよう

 お気に入りの音楽で部屋を満たすために、最低限必要な機材は音の出口であるスピーカー、音の入り口であるソース機、そしてスピーカーをドライブするためのプリメインアンプだ。最高の音を得るためには余裕のある能力と、自分に合ったキャラクターを持った製品を選ぶことが大切。

 ここではLUXMAN(ラックスマン)のラインアップを紐解きながら、アンプを選択する上で大切な基礎知識と、グレードや方式で音質にどのような差が出てくるのかを検証する。

 過去の記事でも紹介しているように、総合的なオーディオメーカーとしてスピーカー以外にもソース機(SACDプレーヤーやUSB DAC、そしてアナログプレーヤー)や各種アクセサリーも提供しているLUXMAN。その中でも同社を象徴する存在といえばプリメインアンプだろう。

中央の針式パワーメーターは同社プリメインアンプのアイデンティティー。純A級はイエロー、AB級はブルーに光り、色で増幅方式が分かる。

 中央に一組用意された大型の針式パワーメーターは存在感抜群。重厚でいかにもいい音がしそうな筐体との相乗効果で「これぞハイエンド」という実感を得るのに十分だし、古くからのオーディオファンの中には「いつかはこんな機器を所有したい」という憧れに満ちた感情が喚起されたりもするはず。

 市場には、トランジスターではなく真空管を利用した伝統的なアンプ(LUXMANもリリースしている)も存在するし、D級アンプやデジタルアンプなどと呼ばれる省電力で小型化できる製品も存在するが、主力はやはりプリメインアンプだ。

 ふくよかで美しいボーカル、力強い低域など、同社の音質の傾向について語る言葉はさまざまだが、共通するのはLUXMANらしい高品質なつくりと、こだわった音。クラスによって駆動力やS/N比、分解力といったオーディオ的な要素の改善が得られるのは確か。だが、方式の違いによる特性を知ることで、好みの音を追求する楽しみや、価格差だけではなく、自分にあった製品を見つける楽しみもある。

 ハイエンドオーディオの世界に脚を踏み入れたユーザーにとっては憧れの存在であるLUXMANのプリメインアンプは所有欲を満たし、音楽の楽しさを引き出す。ハイエンドの世界を知るための貴重な存在だ。

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