DSDやバランス駆動を備えた高級ポータブルプレーヤー
ハイレゾ機の定番、第2世代Astell&Kernを比較試聴 (1/4)
2014年09月28日 12時00分更新
ハイレゾプレーヤーの基準となった「Astell&Kern」
ハイレゾ対応のポータブルプレーヤーとして、いまもっともポピュラーな存在といえば、Astell&KernのAKシリーズだろう。2012年に登場した「AK100」以来、音質改善モデルやカラバリなど、バリエーションモデルを多数輩出しながら、ラインアップを広げている。
2014年に入ってからは、プラットフォームを一新した第2世代モデルが登場。ハイエンドの「AK240」を皮切りに、この夏には中位の「AK120II」、エントリーの「AK100II」が揃い、基本的な機能に共通感を持ちながら、予算や用途に合わせて選択ができるようになった。
左からAK240、AK120II、AK100II。AKシリーズの第2世代機が出揃った。 |
ここでは各モデルの特徴を紹介しながら、音質や機能の違いなどを見ていくことにする。まずはざっくりと各モデルの仕様の違いから。
AKシリーズの主な仕様 | ||||
---|---|---|---|---|
機種名 | AK240 | AK120II | AK100II | AK120(参考) |
実売価格 | 27万円強 | 20万円弱 | 10.1万円弱 | 13万弱(8月時点) |
容量 | 256GB | 128GB | 64GB | 64GB |
DAC | CS4398×2基 | CS4398 | WM8740×2基 | |
microSDスロット | 1基(128GB) | 2基(128GB) | ||
PCM (再生時) |
32bit/192kHz (24bit/192kHz) |
32bit/384kHz (24bit/192kHz) |
24bit/192kHz (24bit/192kHz) |
|
DSD (再生時) |
5.6MHz (ネイティブ) |
5.6MHz (PCM変換:24bit/176.4kHz) |
2.8MHz (PCM変換: 24bit/88.1kHz) |
|
バランス駆動出力 | ○(4極φ2.5mm) | ─ | ||
Wi-Fi/Bluetooth | ○/○ | ─/○ | ||
USB DAC入力 | PCM: 24bit/192kHz DSD: 5.6MHz |
PCM: 24bit/96kHz DSD: 5.6MHz(24bit/96kHz変換) |
PCM: 24bit/96kHz または 16bit/192kHz |
|
光デジタル出力 | ○ | |||
サイズ | 66×17.5×107mm | 55×14.9×118mm | 55×14.9×111mm | 59.2×14.4×89.1mm |
重量 | 185g | 177g | 170g | 144g |
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