DSDやバランス駆動、これでもかの調整機能を盛り込んだ意欲作
驚きのHi-Fi感をぐっと凝縮した、パイオニア U-05を聴く (1/6)
2014年08月03日 12時00分更新
8月1日に販売が開始された、パイオニアのUSB DAC「U-O5」を試聴する。
USB DACはオーディオ機器で、いま最も活気のある分野のひとつ。世界中のブランドが特徴ある製品を提供し、ポータブルタイプから据え置きのハイエンドモデルまで。大小さまざまな製品が市場をにぎわせている。
ハイエンドヘッドフォン、そしてハイレゾ音源の盛り上がりを背景に、単純なデジタルからアナログへの変換だけでなく、高音質のヘッドフォンアンプ(HPA)機能を内蔵するのがトレンド。U-05も最大5.6MHzのDSDと最大32bit/384kHzのPCMに対応しつつ、ヘッドフォンのバランス駆動に対応する。後述するように多彩な設定項目も持ち、最上のヘッドフォン再生を追求したい人や、ヘッドフォンをリケーブル(ケーブル交換)して音の変化を楽しみたいといった人に向いた製品になっている。

この連載の記事
- 第11回 DITA「Answer」は、インイヤーの究極の“答え”となるか
- 第10回 価格だけでなく音も本当にすごい「Layla」と「Angie」
- 第9回 ハイレゾ機の定番、第2世代Astell&Kernを比較試聴
- 第9回 本格派USB DACのバランス駆動で、音の世界に浸る
- 第8回 力感と繊細さを兼ね備えた新進ブランドのイヤフォンを聴く
- 第7回 驚きのHi-Fi感をぐっと凝縮した、パイオニア U-05を聴く
- 第6回 真空管のサウンドをポケットに、「Carot One」のポタアンを聴く
- 第5回 最高のプリメインアンプを求め、LUXMANの試聴室を訪問した
- 第4回 伝統と革新の両立、DA-06とDA-100が受け継ぐラックストーン
- 第3回 コンパクトなボディーからあふれ出る上質、ELAC AM50
- 第2回 無線ならXeoで決めろ! 狭い我が家で、本物の音を
- この連載の一覧へ