CEATEC JAPAN 2010の会場では、NTTドコモ/サムスンの「GALAXY Tab」や、シャープの電子書籍端末「GALAPAGOS」、さらには東芝が欧州で販売している「FOLIO 100」など、各社の最新タブレット端末が並んで話題を呼んでいる。
ただし、これらの端末のほとんどは、7インチから10インチ程度のディスプレーサイズとなっている。カバンにしまうのなら問題はないが、手ぶらで持ち歩くにはいささか大きい。ディスプレーサイズが4インチ以下のスマートフォンより大きめの画面で、なおかつポケットに入れて持ち歩ける携帯性。それを兼ね備えたベストサイズのタブレット端末……かもしれないのが、デルのタブレット端末「Dell Streak」だ。
残念ながら日本では販売されていないStreakだが、個人輸入で入手した人もちらほらといるようだ。今回はアスキー総合研究所所長の遠藤 諭が入手した1台を元に、Streakのフォトレポートをお届けしよう。
ジーンズのポケットに無理なく入るサイズが絶妙
Streakはデルが米国や欧州などで販売する、Android OS搭載のタブレット端末である。3G通信機能を搭載し、電話機としても使えるのでスマートフォンと呼ぶべきかもしれない。
ディスプレーは5インチで、解像度は800×480ドット。パネルはマルチタッチ対応のTFT液晶パネルを採用している。それもあってか、ディスプレーの発色はiPhone 4と比べると、それほどよくない。本体のサイズは幅152.9×奥行き79.1×高さ9.98mm。重さは約220g。一般的なスマートフォンよりは一回り以上大きい。
大きいとはいえ、7~10インチ級のタブレット端末よりはかなり小さいし、こちらの記事で紹介している「Kindle 3」(6インチディスプレー)よりもコンパクト。これならば無理なくズボンや上着のポケットに入る。画面は広くても、薄さはスマートフォンと大差がないのもポイントだ。
OSはAndroid 1.6 2.2へのアップデートも予定
標準のOSはAndroid 1.6。ただし、海外ではすでにAndroid 2.1へのアップデートが提供されている。Android 2.2とFlash 10.1へのアップデートも提供の予定があるので、とりあえず現状最新のAndroidには対応可能のようだ。
タブレット端末やスマートフォンと言えば、ディスプレーが縦長になる位置での使い方が基本となるが、Streakは基本的に横長位置での使用が基本になる。前面右側には3つのタッチボタンが、上面にはヘッドホンジャックや電源ボタン、内蔵カメラのシャッターボタンが並ぶ。タッチボタンは触れると振動する仕組みで、タッチしたのが確実にわかる。
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