最近では長期的な評価のために、Ultrabookを持ち歩いて使うことが多い。現在日本市場で販売されているUltrabookは、いずれもポインティングデバイスはタッチパッドである。ただし、その品質や操作感は千差万別で、なかには「これはちょっと実用に耐えないな」と思うタッチパッドもある。
そこでUltrabookと組み合わせて使う小型マウスを物色していたときに、副編集長から「これ面白そう。これやって!」と情報を持ってきたのが、今回レビューする「ロジクール キューブ」(以下キューブ)だ。マウスボタンのない超小型のデザインと、プレゼンテーション機能を持つという変わったマウスだ。今回は最近発売されたばかりの「ピアノブラック」モデルを試用して、その使い勝手を検証してみる。
パッケージもキューブ
小さいが手に馴染む形状とサイズ
キューブはサイズの割にやや高め(直販価格6980円)の製品だが、その分だけパッケージを含めたユーザー体験には気をつかっている。梱包箱自体が正四面体の立方体で、しっくなデザインも魅力的だ。中を開けると、キューブ本体とUnifyingレシーバー、充電用の短いUSBケーブル、本体をぴったり包むキャリングケースなどが出てくる。紙のインストレーションガイドはあるが、箱が小さいのでドライバーCD-ROMなどは入っていない。
ボディーにはマウスボタンの類は一切ない。裏面に当たる部分にはセンサーの窓があり(センサーはレーザー式)、マウスの手前側に当たる部分には、小さな電源スイッチと充電用のmicro USB端子がある。

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