デルのゲーミングPCブランド「Alienware」のデスクトップパソコンと言えば、派手な電飾や大がかりな冷却システムを備えたタワー型パソコンが思い浮かぶ。ハイパワーかつギミックも豊富ではあるけれど、大きすぎて置き場所が……という人もいるだろう。
そんなAlienwareの新製品「Alienware X51」は、卓上にも置けるサイズの小型筐体を採用した新しいシリーズである。小型ながらもパワフルなゲーミングPCの実力を検証してみよう。
デスクトップサイズに2スロットグラボと
Core i7搭載
写真を見てのとおり、Alienware X51は卓上にも苦労せずに置ける程度の、コンパクトなデスクトップパソコンとなっている。本体サイズは幅95×奥行き318×高さ318.5~343mm。横置きも可能だ。「スモールフォームファクター」と呼ぶのはためらわれるが、ゲーミングPCと言えば大型のミドルタワー以上が当たり前の中では、かなり小型化されている。
小型化実現の理由のひとつは、電源ユニットを外付けACアダプターとした点にある。消費電力が大きいので、ノートパソコンのACアダプターに比べればかなり大きいが、これによって本体サイズは小さめに収まっているわけだ。ACアダプターは240Wタイプと330Wタイプが用意されている。今回の評価機はハイエンド構成なので、330Wタイプが付属していた。
本体は側面パネルの三角形の部分や、電源ボタン、前面のエイリアンフェイスなどは、Alienware定番の発光ギミック「AlienFXシステム照明テクノロジ」により、さまざまな色で発光させられる。発光部分は4ヵ所と多くはないが、発光色を付属ソフト「Alienwareコマンドセンター」で自在に変更できる点は、きちんと継承している。

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