International CES 2011初日の6日、米デルは会場外のホテルにて記者説明会を開催し、噂されていた7インチサイズのタブレット端末「Dell Streak 7」を発表した。
Streak 7の外見は、5インチディスプレーを搭載した「Dell Streak」をそのまま大きくしたようなデザインである。サイズや重さは、同じく7インチサイズの「Galaxy Tab」とほぼ同様の印象を受けた。プレスリリースには重さが書かれていないが、説明会では1ポンド(約453g)未満と説明された。
プロセッサーにはNVIDIAのTegra 2を採用。さらに、通信機能として米t-mobileの4G(LTE)通信機能を内蔵するなど、かなり高性能なタブレットとなっている。OSはAndroid 2.2を搭載。Flash 10.1にも対応している。デスクトップには、同社のタッチパネル搭載パソコンと同じ、「Dell Stage」と称するユーザーインターフェースを採用するなどの工夫も見られる。
背面には5Mピクセルのカメラを内蔵するほか、前面にもウェブチャット用の1.3Mピクセルのカメラを内蔵する。発売時期や価格はまだ公表されていないが、t-mobileやデルから販売される予定とのことだ。
ビジネス向けに10インチサイズも提供予定
実機の披露などはなかったが、Streak 7とは別に、10インチサイズのタブレット端末をビジネス市場向けに提供するというプランも発表された。こちらはそれ以外の情報はまったくなく、提供時期についても「Coming soon」のみであったが、コンシューマー向けのタブレット端末とは異なり、管理機能などが重視されるなどの特徴を備えるもようだ。
そのほかにも、4.1インチ有機ELディスプレーと8Mピクセルのカメラを搭載するAndroid 2.2スマートフォン「Dell Venue」も発表された。こちらも価格、発表時期ともに未定。

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