IBM Cognos Performance 2009レポート
BIバージンにCognos Expressを強力プッシュ!
2009年11月20日 08時00分更新
今後景気が回復しても、先行きが見えない世界が続いていく……というのは、先日レポートしたガートナーの見解だが(関連記事)、このような認識が広まるならば、BI(Business Intelligence)の未来は明るいかもしれない。
日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)は、都内にて同社のBI製品「Cognos」に関するイベント「IBM Cognos Performance 2009」を開催した。同イベントのサブタイトルには、「最大の価値を見いだすインテリジェンス活用 〜IBMパフォーマンス・マネジメントの進化〜」と書かれている。
イベントでは、プロダクト、ビジネス、クロス・ソリューション、パートナーの4つのトラックに分かれてセッションが行なわれたほか、会場には各パートナーのブースが並び、Cognosベースのソリューションや導入サービスがデモンストレーションされていた。
こうした会場の主役は、10月に提供が開始された「IBM Cognos Express V9.0」(関連記事)だ。中堅企業向けに、低価格ワンパッケージで提供される同製品は、企業にとってBIの入門ツールとも言える存在。それゆえ会場では、関心を持ちつつも未体験だったユーザーに対して「まずは触ってほしい!」と言わんばかりの無料体験ソリューションが並んだ。
ここでは、パートナー各社のブースをレポートする。
次ページ「無料でCognosが体験できる 今はそんな季節なのだ」に続く

この連載の記事
- 第14回 OSSのプロジェクト管理ツール「Redmine」のサポート開始
- 第13回 データの世界を自在に飛び回るBI「Dr.Sum EA MotionBoard」
- 第12回 コピペを立派なBIにしてしまうSQL Serverのデモ
- 第11回 速度40倍でBIデータ処理!? Adam-Booster
- 第10回 2日でBI構築!? ウイングアーク Speed Cube
- 第9回 日本IBM、明日のビジネスを予測する“BAO”体制を強化
- 第8回 SaaS型のBIツール「Zoho Reports」が正式リリース
- 第7回 真に使えるBIを目指すOracle BI Application
- 第6回 第14の波に乗れ!新SharePointとOffice 2010が披露
- 第5回 次期SQL Serverはトレンドてんこ盛りDBだった!
- この連載の一覧へ