レコード数10万の無償版も用意
SaaS型のBIツール「Zoho Reports」が正式リリース
2009年12月17日 06時00分更新
ゾーホージャパンは、同社のオンラインデータベースレポーティング&ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Zoho Reports」を正式リリースした。
同製品は、SaaSで提供されているZohoアプリケーションの中の1つで、データをピボットテーブルやグラフにし、経営上の意志決定ツールとしての役割を果たす。従来はβ版としてワールドワイドで4万人のユーザーが使用していたが、今回はデータ分析機能を追加したうえで正式版となった。
具体的な機能は以下の通り。
- ダッシュボードビュー
- 関連するレポートやビューを1つのページ内に並べて表示する。
- iGoogleガジェット
- Zoho Reportのガジェットを、iGoogle内に組み込める。
- 既存データのインポート
- SCV、TSV、XLS、HTMLをインポートする。インポート後は表計算シートと同じように編集が可能。
- 外部アプリケーションからのデータ取得
- オンプレミスのビジネスアプリケーションやデータベースと連携し、分析やレポート作成をする。対応しているのは、Oracle、SQL Server、MySQL、Accessなどで、これらからデータを取得してアップロードする形での連携となる。
このほか、レポート作成やオンライン共有、SharePoint Serverへの組み込みやHTML自動生成といったエクスポート機能も備える。
料金は、ユーザー数2名、レコード数10万、DB数5、クエリテーブル数5、バックアップ機能なしのフリープラン(無料)をはじめ、ユーザー数2名、レコード数25万、DB数とクエリテーブル数無制限、バックアップ機能の付いたベーシックプランが年間2万1600円。以降は、ユーザー数やDB数に応じて料金が上がる。

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