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「パフォーマンスマネジメントを広く使ってもらうために」――コグノスがBI/CPMの新版

2008年02月01日 16時50分更新

文● アスキービジネス編集部

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コグノスは、1月31日、東京・カナダ大使館で会見し、BI/CPMソリューションの新版「Cognos 8 v3」を発表した。2月1日から販売する。


エンドユーザー向け機能の大幅拡充で使いやすく


 「Cognos 8」は、ダッシュボード/レポーティングなどの「Cognos BI」と、計画・予算作成支援の「Cognos 8 Planning」を中核に据えた包括的なBI(ビジネス・インテリジェンス)/CPM(企業業績管理)ソリューションである。携帯電話用のインターフェイス「Cognos 8 Go! Mobile」、コンテンツ検索「Cognos 8 Go! Search」、Excel用インターフェイス「Cognos 8 BI Analysis for Microsoft Excel」を単一のプラットフォーム上に統合しているのが特徴だ。

「パフォーマンスマネジメン トを広く使ってもらうため に」――コ...

マーケティング本部プロダクトマーケティング シニア・プロダクト・マネージャー 高澤正道氏

「パフォーマンスマネジメン トを広く使ってもらうため に」――コ...

加コグノス ビジネス・インテリジェンス担当副社長兼ゼネラルマネージャー エリック・ヤウ氏

 「“Congnos 9”といってもいいほどのバージョンアップ」(マーケティング本部プロダクトマーケティング シニア・プロダクト・マネージャーの高澤正道氏)という新版「Cognos 8 v3」は、特にエンドユーザー向けの機能を拡充し、必要とする情報をより的確に取り出し利用できるようにした。

 加コグノスのビジネス・インテリジェンス担当副社長兼ゼネラルマネージャーのエリック・ヤウ氏は、「パフォーマンスマネジメントは企業にとって一層重要になってきているが、その本当の価値を得るためには、より広く使ってもらう必要がある。企業の中でより使いやすく、アクセスしやすいものを提供したい」とその狙いを説明する。

 具体的には、ユーザー自身が直感的な操作で財務諸表形式の財務レポートを作成する「エクスプレス・オーサリング・モード」を追加。財務担当者らがシステム部門に依頼せずとも、レポートを作成・発行できるようにした。

 また、Cognos 8上の情報をもとにユーザーがOLAPキューブを構築し、部門ごとに独自のパフォーマンス情報を作成・管理できる「Transformer」機能を搭載。このほか、経営者向けに戦略関連の情報やスコアカードを一元的に表示する「スコアカード・ポートレット」、パフォーマンス関連の報告書を簡単に作成できる「ブリーフ・ブック」、あらかじめ設定したしきい値からの変動に応じて、メールやWeb上で通知を出す「セルフサービス・パーソナル・アラート」も加わった。

 システム管理者向けの機能も強化した。システム全体の情報をすばやく把握できるビューを提供するとともに、パフォーマンス低下時などにアラートを出す機能を搭載。データモデラー初心者向けのアドバイザー機能も追加された。

エンドユーザー向け機能が強化された「Cognos 8 v3」の新機能。(左)財務諸表を直感的に作成できる「エクスプレス・オーサリング・モード」、(右)エンドユーザー向けのアラート機能

 コグノスが日本国内でCPMソリューションの本格提供を始めたのは昨年9月のこと(関連記事)。コグノス日本法人では、今回の新版投入を機にCPM分野の取り組みをさらに強化する方針。具体的には、BI/CPMを全社展開する際のフレームワークのパッケージ化、国内外のコンサルティングファームとの協業推進、日本向けの業界別ベストプラクティスの開発などを進める考えだ。


「統合はエキサイティング」「製品の重複ない」――IBMによる買収にコメント


 BI/CPM業界では、昨年、ハイペリオンがオラクルに買収されたのを皮切りに、大手ベンダーによる統合が進んでいる。コグノスに対しても昨年11月、IBMが買収する意向を表明し、現在は手続きが進められているところだ(関連記事)。

 コグノスのエリック・ヤウ氏は、今回の製品発表の場で買収について触れ、「とてもエキサイティングな発表と捉えている」とコメントした。

「パフォーマンスマネジメン トを広く使ってもらうため に」――コ...

IBMによる買収について語るエリック・ヤウ氏

 ヤウ氏は、「コグノスとIBMの製品は重なっている部分が非常に少ない。競合他社の場合は重複があるため、複雑な製品群について頭を抱えている」と指摘。「我々は、いかに革新を続けていくかだけを考えればいい」として、他のBIベンダーの買収・統合との違いを強調した。

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