IBM Cognos Performance 2009レポート
BIバージンにCognos Expressを強力プッシュ!
2009年11月20日 08時00分更新
無料でCognosが体験できる
今はそんな季節なのだ
エス・ピー・エス・エス/日本アイ・ビー・エム
IBMがSPSSを買収したのは今年の夏。以来SPSSの予測分析ソフトPASW Modeler 13は「IBM SPSS Modleler 13」となった。IBM SPSS Modeler 13は、BIの分析結果のほか、ユーザーアンケート結果などのテキストマイニングまでを含めて予測分析を行なう。「たとえば八百屋さんであれば、いったん取引が休止している顧客であっても、情報を持っているから後の取引の復活を期待できる」(同社説明員)。それを大規模に展開できるのがIBM SPSS Modeler 13で、顧客データにフォーカスを当て、次に起こすべきアクションを予測する。
インフォコム 損益管理テンプレート
インフォコムの損益管理テンプレートの謳い文句は、“安価に短期構築できるBIソリューション”。ETL処理(ソースとなるデータを、分析のために変換する)、データベーススキーマ、分析軸などがテンプレートの中に入っているので、ユーザー企業は分析対象のデータを用意するだけで、“導入したその日から、分析環境をご提供!”できるというソリューションだ。
ブレインチャイルド
予算作成・予測分析テンプレートを展示するブレインチャイルドは、Cognos Express評価版環境を1ヶ月間無償で評価できるうえ、プロトタイプレポート画面1つを無償で作成するキャンペーンを実施中。
アイ・ティ・フロンティア
アイ・ティ・フロンティアでは、Cognos Expressの導入を一括サポートする「BIスターターパック」をアピール。価格は600万円(参考価格)で、ハードウェアの費用は含まれないものの、Cognos Expressライセンスが含まれるほか、BI検証サーバー構築作業、レポート用データモデルを1パターン作成、そのデータモデルから3つのレポートの作成とダッシュボードを構築、BIツールの利用方法説明といったサービスが行なわれる。サービス期間は1ヵ月半から2ヵ月となっている。
クロスキャット
PDCAサイクルを元にしたフレームワークモデル「CCBITemplate」を紹介するのはクロスキャット。ブースでは、アパレル販売実績を、エリアマネージャー向けに分析するテンプレートを展示していた。
日本ラッド
IBM Cognos TM1に大きな実績を持つ日本ラッドは、ExcelをフロントエンドにしたCognosソリューションを参考展示。イメージとしては、Cognos Expressのアドオンという形になる。同社では、毎週木曜日14時から新宿御苑近くの会議室を使ってIBM Cognos TM1の無料オンマシンセミナーを実施している。
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