Microsoft SQL Server 2008 R2の、発売日と予定価格が発表された。発売日は5月1日、価格はStandard版のサーバーライセンスが10万9200円から。また、マイクロソフトは、セルフサービスBIの機能詳細も併せてデモンストレーションした。
Microsoft SQL Server 2008 R2の発売日は、ボリュームライセンスが5月1日、パッケージ製品が6月と決定された。価格はサーバーライセンスとプロセッサのライセンスに分かれるが、マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 エグゼクティブ プロダクト マネージャーの斎藤泰行氏は、物理ソケットあたりの価格設定になるので、マルチコアプロセッサが進化している今はお買得だ、とアピールする。1つの物理ソケットに、4→6→8→12とコア数が増えていけば、パフォーマンスに対して相対的に価格が下がるというわけで、ここがMicrosoft SQL Serverの価格体系の強みであるという。
また、価格についてはもう1点「ALL IN ONEがもたらす価値」として、Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterpriseにはデータ圧縮とデータパーティションの機能が標準で付属しており、Oracle Database 11g Enterprise Editionではオプションライセンスであることを述べ、12コアプロセッサでの価格比較を強調した。
そのほかTCOについてもOracleとの優位性をグラフを使って説明するなど、“Oracleに対して”コストパフォーマンスがいかに優れているか? が強烈にアピールされる価格発表となっていた。
一方で、すでにMicrosoft SQL Server 2008 R2の導入を決めているユーザーにとってメリットとなるのは「今が買い時!キャンペーン」だろう。これは、「5月1日を待たずに今すぐMicrosoft SQL Server 2008 R2の権利を手にしていただきたい!」(斎藤氏)と呼びかけるもので、2つの特典を用意して始まった。
特典1は、キャンペーン期間中にオープンライセンス(SA)にてMicrosoft SQL Server 2008 R2を購入した顧客には、最大57万円のキャッシュバックを行なうというもの(Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise 1 Processor Licenseの場合)。特典2は、ライセンス価格を15%ディスカウントするというものだ。このキャンペーンは4月30日まで行なわれる。
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