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こんなに進化したブレードサーバー

BLADE 3.0をうたう HP BladeSystem c-Class

2008年09月01日 14時00分更新

文● ネットワークマガジン編集部

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用途に応じた 2種類のエンクロージャー

 BladeSystem c-Classには、c3000c7000という2種類のエンクロージャーがある。c3000は6Uサイズでブレードの台数は8台まで、c7000は10Uサイズで16台のブレードを搭載できる。ブレードサーバーやそのほかのパーツはすべて共通だ。

c7000エンクロージャー正面

c7000エンクロージャー正面。16台までのブレードサーバーを搭載可能

c7000エンクロージャー背面

c7000エンクロージャー背面。電源のほか、ネットワークスイッチ、SANスイッチなどを装備する

 最初にリリースされたc7000は、数十台から数千台以上のサーバー統合用途の製品であり、対象は大企業が中心。それに対してc3000は、サーバーの必要台数がそれほど多くない中堅中小企業や大企業の部門をターゲットとした製品である。とはいえ、c3000は単純に搭載台数を減らして小型化したのではなく、対象ユーザーに合わせて機能が追加されている。

c3000エンクロージャー正面

c3000エンクロージャー正面。6Uサイズで、8台までのブレードサーバを搭載可能

■ 100V電源への対応

c3000エンクロージャー背面

c3000エンクロージャー背面。100Vでも利用可能な電源を最大で6台搭載する

 一般的なオフィスビルでは、サーバールームといってもコンセントは100Vしかない。そのため、c3000は100V電源での利用を前提として設計されている。わざわざ200Vの電源を用意しなくてもいいため、設置場所の自由度が飛躍的に高くなる。

 c-Classの標準的なブレードサーバー「ProLiant BL460c」には、比較的消費電力の大きいクアッドコアのCPUを2個搭載できる。クアッドコアを搭載したブレードをフルに搭載した場合でも、100V電源で利用できる。ただし、c7000は200Vの電源が必要だ。

(次ページ「c7000/c3000共通の特徴」に続く)

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