用途に応じた 2種類のエンクロージャー
BladeSystem c-Classには、c3000、c7000という2種類のエンクロージャーがある。c3000は6Uサイズでブレードの台数は8台まで、c7000は10Uサイズで16台のブレードを搭載できる。ブレードサーバーやそのほかのパーツはすべて共通だ。
最初にリリースされたc7000は、数十台から数千台以上のサーバー統合用途の製品であり、対象は大企業が中心。それに対してc3000は、サーバーの必要台数がそれほど多くない中堅中小企業や大企業の部門をターゲットとした製品である。とはいえ、c3000は単純に搭載台数を減らして小型化したのではなく、対象ユーザーに合わせて機能が追加されている。
■ 100V電源への対応
一般的なオフィスビルでは、サーバールームといってもコンセントは100Vしかない。そのため、c3000は100V電源での利用を前提として設計されている。わざわざ200Vの電源を用意しなくてもいいため、設置場所の自由度が飛躍的に高くなる。
c-Classの標準的なブレードサーバー「ProLiant BL460c」には、比較的消費電力の大きいクアッドコアのCPUを2個搭載できる。クアッドコアを搭載したブレードをフルに搭載した場合でも、100V電源で利用できる。ただし、c7000は200Vの電源が必要だ。
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