
背中を狙っていたら、視線に気付いたのか「何か用かい?」と言いたげにこちらを振り返った。猫は気配に敏感である(2006年11月撮影 ペンタックス『K10D』)
普通、猫写真というと、横や正面のアングルで、顔がこっちを向いている。猫に限らず人や犬もそうだけど、やっぱり顔が分かるように撮りたくなるもの。
でも、猫の後ろ姿というのもなかなか愛らしい。堂々としていたり、寂しそうだったり、おまんじゅうのようだったりする。向こうを向いていると、一声かけてこっちを向かせたくなるのをぐっとこらえて、猫の背中を撮ることもある。
後ろ姿は自然体なのだ
例えば、こちらへやってくる猫より、去っていく猫の方が優雅に見える。走って逃げていくのではなく、ゆっくりと自分のペースで去っていく。人を怖がるでもなく、こびるでもなく、超然としているように見えるからだ。

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