万人向けじゃなくていい、俺には神なんだ! 「私的My推しガジェット」2026 第64回
エレコム「M-SHIROW1シリーズ」
見ただけでもう欲しい、士郎正宗デザインのマウス、箱ごと飾りたい
2026年06月04日 20時00分更新
手にした瞬間テンションが上がるデバイス
PC周辺機器は性能で選ぶものだと思っていました。マウスであれば、クリック感がいいとか、軽いとか、センサー性能が高いとか。もちろんそれも大事なんですが、「所有しているだけでテンションが上がる」という感覚をここまで強烈に味わえるマウスはこれまでにありませんでした。
初めてこのM-SHIROW1シリーズを見たときは、マウスというより、映画に出てくる近未来ガジェットのプロップのように見えました。最近のガジェットは、よくも悪くもミニマル化が進みました。シンプルで整ったデザインは増えましたが、その反面「クセの強いメカ感」や「意味不明だけどカッコいい」といった要素はかなり減っています。そんな今だからこそ、このM-SHIROW1シリーズみたいな存在は刺さるんじゃないかと思うんです。
【推しポイント1】
未来感が濃すぎる!
スピナーを思わせるサイバーパンクデザイン
M-SHIROW1シリーズ最大の魅力は、異常なまでのデザイン密度でしょう。
士郎正宗的なデザインといえば、有機体と機械の融合感、細かいディテールの情報量、装甲板のような多層構造、流線形の中に鋭いエッジを混ぜ込む独特の造形が特徴です。M-SHIROW1のデザインは、映画『ブレードランナー』に登場する架空の乗り物、スピナーに通ずるようなサイバーパンクさを感じさせてくれます。
曲線主体なのにどこか攻撃的。流線形なのに重装甲。しかも左右非対称に見える独特のバランス感覚が、いかにも士郎正宗的なんです。
現代のゲーミングマウスにも未来感を謳うモデルはありますが、多くはLED演出やシャープなライン処理に頼っています。しかしM-SHIROW1シリーズは、もっと“工業デザイン的な未来”感なんですよね。単なる光りモノではなく、「この世界のどこかで実際に使われていそう」という説得力があります。
とくに強烈なのがブルーモデルの「M-SHIROW1SC」。これはもう完全に攻殻機動隊に登場する思考戦車・タチコマを彷彿とさせてくれます。青い装甲にメカニカルな造形が合わさることで、「あ、士郎正宗だ」と一瞬で理解できるレベルの空気感をまとっています。
逆にブラックモデル「M-SHIROW1BK」とホワイトモデル「M-SHIROW1WH」は、より無機質でハードSF寄り。見る人によっては航空機や宇宙船を連想するかもしれません。こういう“語れるデザイン”を持ったマウスって本当に少ない。デスクに置いてあるだけで満足感がある。しかも箱まで凝っているので、開封後も普通に飾りたくなります。
YouTubeでエレコム「M-SHIROW1シリーズ」のレビュー動画を見る
【推しポイント2】
復刻だけどちゃんと2026年仕様
実用性もしっかり高い
レトロ復刻系ガジェットでありがちなのが、「見た目は良いけど使いにくい」という問題です。しかしM-SHIROW1シリーズは、そのあたりをかなり現実的にアップデートしています。
まず便利なのが3台のマルチペアリングに対応している点です。PC、タブレット、スマホを切り替えながら使えるので、現代のマルチデバイス環境にしっかり対応しています。しかもBluetooth接続なので、デスク周りもスッキリ。
さらに、1990年発売のオリジナル版にはなかったサイドボタンを追加し、5ボタン仕様へ進化しています。ブラウザの戻る・進む操作ができるだけでも、日常の快適さはかなり変わります。単なる観賞用ではなく、ちゃんと“普段使いできるマウス”として成立しているのがいいところです。
そして個人的にうれしかったのが、全ボタン静音設計。独特な見た目なので尖ったギミック系かと思いきや、実際はかなり実用寄り。深夜作業やオフィス利用でも扱いやすく、見た目とのギャップが面白いんですよね。
電源も、昔ながらの単3電池式ではなくUSB-C充電式に変更。ここは本当にありがたいポイントです。最近は充電デバイスがUSB-Cへ統一されつつあるので、ケーブルを共有できるメリットは大きい。
つまりこのマウス、単なる「昔のデザインを復刻しました」ではなく、“あの頃が想像していた未来”を、2026年の実用品として再構築している、そのバランス感覚が、かなり絶妙なんです。
【推しポイント3】
限定3200台。所有欲を刺激するプレミアム感
M-SHIROW1シリーズは、限定3200台生産というプレミアム感も大きな魅力です。こういうアイテムって、スペックだけでは説明できない価値があります。
もちろん普通のマウスとして考えれば、もっと安い製品もありますし、高性能なゲーミングマウスも存在します。でも、このモデルの魅力は“持っていること自体が楽しい”という部分にあります。
とくに士郎正宗作品を通ってきた世代にとって、このデザインは独特の刺さり方をするはずです。90年代SFの「未来予想図」みたいな空気感が、そのまま立体化されていますから。
しかも生産数がきっちり決まっているので、後から欲しくなっても、そのときには手に入りにくくなっている可能性もあります。そういったコレクション性の高さも、ガジェット好きとしては見逃せないポイントです。
最近は性能競争が成熟して、どのマウスも一定以上使いやすくなりました。だからこそ今、最後に差が出るのは“ロマン”の部分なのかもしれません。
M-SHIROW1シリーズには、そのロマンがしっかり詰まっています。
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