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OXS/Makuake「Thunder Duo」
【謎の中国メーカー製】上を向いてるスピーカーを試してみた!デスク上で立体音響できるってマジか?
2026年04月29日 18時00分更新
Thunder Duoは、左右のスピーカーだけで頭上からの音も表現できる「3.1.2ch」の立体音響システムを、手の届きやすい価格で実現した画期的な製品です。
最近、映画やゲームで「立体音響」や「空間オーディオ」という言葉をよく耳にするようになりました。自分の周囲から音が降ってくるような没入感は、エンターテインメントの体験を一段階引き上げてくれます。しかし、本格的なホームシアターの構築がハードルの高いものであるのも事実。
Thunder Duoが持つ「最大の見どころ」は、天面に斜め上を向いたスピーカーを搭載していることです。これにより高さ方向の音の広がりを生み出し、デスクという限られた空間に、箱庭的な音の世界が展開されます。
HDMI、USB Type-C、光デジタル、Bluetoothと入力端子も豊富で、ゲーミングに強いブランドらしくライティング機能も搭載。しかも音作りはフラットなスタジオモニター指向という、デスクトップスピーカーとして見逃せないポテンシャルです。コンパクトながらも多機能で、デスク環境を一気にリッチなエンタメ空間へとアップグレードしてくれる製品なのです。
Thunder Duoを購入する3つのメリット
ポイント(1):独特な仕組みで手軽に立体音響を楽しめる
最大の特徴は、天面に配置された上向きスピーカー。このスピーカーから上に向けて放たれた音が天井に反射し、上から降ってくるような立体的な音場を作り出します。従来なら天井にスピーカーを吊るすなど大掛かりな工事が必要だった高低差のある音の表現を、デスクにポンと置くだけで疑似的に体験できます。
3.1.2chの再生に対応しています。3.1.2chとはL/R/センターの前方3チャンネル、サブウーファー、そして上方向に広がりを出す2つのチャンネルの再現が可能であるということです。
実際にゲームをプレイしてみると、ヘリコプターが頭上を通過する音や、雨が上から降ってくるような環境音がリアルに感じられました。ゲームの世界への没入感がグッと高まりますね。映画鑑賞でも、画面の枠を超えて部屋全体に音が広がるようなスケール感を味わえます。
限られたデスク上の箱庭環境でありながら、まるでシアタールームに迫るような3.1.2chの立体音響を手軽に楽しめる点は、ゲームはもちろんエンタメ全般が大好きな人にとって大きな魅力です。
YouTubeでOXS「Thunder Duo」のレビュー動画を見る
ポイント(2):徐々に浸透し始めている、通好みのブランド
「OXS」というメーカー名を聞いてピンとこない人も多いかもしれません。2020年に入ってから誕生し、日本での知名度はこれからというオーディオブランドですが、実は最近、Amazonなどではサウンドバーなどの製品が数多く販売されており、日本のユーザーからも注目を集めています。
中国ブランドと聞いてイメージしがちな「コスパの高さ」だけでなく、独自の技術やデザイン性を盛り込んだ意欲的なモデルを次々と展開しています。新しいブランドを試すのが好きなガジェットファンにとって、注目しておきたいメーカーの一つです。
Thunder Duoは導入のハードルを下げる手ごろな価格もポイントですが、実際に使ってみると、しっかりと音作りや機能性が練られていることがわかります。筐体のビルドクオリティーも高く、デスクに置いたときの重厚感や、ライティングの滑らかな光り方も安っぽさを感じさせない。
ユーザーの体験全体を向上させようというブランドの姿勢が随所に感じられるクオリティーの高さのあるものに仕上がっています。
ポイント(3):モニター志向のサウンドづくり、低音も結構出る
立体音響というギミックに目を奪われがちですが、スピーカーとしての基本性能もしっかりとした実力を秘めています。
デスクトップ用の小型スピーカーはどうしても低音が不足しがちですが、本製品は筐体の設計を工夫することで、物理的なサイズ以上の豊かな低音再生を実現しています。コンパクトなサイズながら、45Hzという深い低音の再生が可能としており、映画の爆発音やゲームの重低音を響かせてくれます。
迫力のある音響を楽しみたいけれど、大きなサブウーファーを置く場所がないという環境でも、しっかりと満足できるサウンドを届けてくれるのです。
特筆したいのは、音作りの方向性がフラットな「スタジオモニター指向」である点です。本体に用意されているプリセットEQの「スタジオモード」を選択すると、誇張された低音や高音ではなく、クリエイターが意図した原音に忠実なサウンドを鳴らしてくれます。
ここは、動画編集や音楽制作といったクリエイティブな作業をする際にも心強い点ですね。エンターテインメントを楽しむための少し派手なサウンドと、作業用の正確なサウンドを一つのデバイスで使い分けられるのは、1台のパソコンで多くのことをこなしたいユーザーにとってもありがたいです。
購入時に確認したい2つのポイント
ポイント(1):Dolby Atmosに対応しているというけれど……
ここからは購入前の注意点です。本製品は立体音響フォーマットの「Dolby Atmos」に対応していますが、その恩恵をフルに受けるためには接続方法について知っておく必要があります。
実はDolby Atmosで再生するためには、USB-CやBluetooth、光デジタル接続ではなく、HDMI端子のeARCを使用する必要があります。多くのパソコン用ディスプレーにはeARC対応のHDMI端子が備わっていないこともある点も注意しないといけません。
実際のところ、ゲーム機やプレーヤーをテレビやディスプレーにつなぎ、それでDolby Atmosのコンテンツを再生し、その音をeARCで出力し、本機で再生するという少し複雑な信号の流れになります、かつ、Dolby Atmosに対応した機器だけど、設定や契約プランでDolby Atmosを有効にしないといけないという点も覚えておく必要があります。導入前の環境確認は怠らないようにしたいポイントです。
ポイント(2):音場補正機能は非搭載で調整が必要
もう一つの注意点として、高級なAVアンプなどに搭載されている「自動音場補正機能」は備わっていないようです。
スピーカー再生では、スピーカーの設置位置、おいている机や壁の材質、天井の高さ、部屋の形状などによって音の反射が変わるため、厳密なセッティングが必要です。これを自動でいい感じにまとめてくれるのが自動音声補正ですが、ない場合は、手動で位置などを詰めていく必要があるため、少々手間です。
デスクの配置や壁との距離を少し変えるだけでも音の聴こえ方は変化するため、最適な音を得るためには、少しアナログな試行錯誤が必要になる点は覚えておきましょう。とはいえ、スピーカーの位置を微調整しながら自分にとって良い音が鳴る場所を見つけ出す作業も、オーディオの楽しみ方の一つです。
工夫次第で音響空間が改善する喜びを味わえると考えれば、この手間もポジティブに捉えられるはずです。
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