【BMW 120がイイ感じ! その3】
清潔感がありシンプルな車内空間
ハイラインパッケージ(25万円)の車内を見てみましょう。上品なブルーのファブリックシートで、座り心地はかなり良いところ。BMWの設計基準は自動車バイクを問わず身長185cmなのだそうで、大柄な男性でも室内は狭くないですし、シートもゆったりしています。シート調整は電動でメモリー機能もあり。パートナーで車両を共有される際に便利ですね。
ドアまわりもスッキリしていて、ファブリックを多用しています。ハイラインパッケージにはハーマン・カードン(サムスン傘下のオーディオブランド)のカーオーディオが取り付けられています。
ハーマン・カードンのカーオーディオはBMWに限らず装着率が高く、さらに言えばハーマン・カードン傘下にはJBLやマークレビンソンが含まれ、トヨタ車に取り付けられています。ですのでBOSEと並んでカーオーディオの2大ブランドと言えるでしょう。
太めのステアリングホイールまわりもスッキリとした意匠。パドルシフトもありません。左手側には、前出の車線監視機能付きアダプティブクルーズコントロール系のスイッチが大きく配置され使い勝手は上々。ですが、車間設定ボタンがないのです。
ではどのように調整するかというと、大型ディスプレイで「車両メニューから走行設定のアイコンをタップし、ドライバーアシスタンス項目をタップして、ドライバーアシスタンス画面へ遷移。走行をタップして、車間距離維持システムを選択して3段階から選ぶ」というもの。
もちろんショートカットメニューを作ることもできるとはいえ、さすがに運転中にこの操作は無理かと……。一方で「そんなに車間距離っていじる?」とも思えるわけで、BMWとしては「そんなに使わないだろ」という割り切った選択をしたようです。
このような大型ディスプレイを使ったUI(ユーザーインターフェース)は、走行モード切替にも当てはまります。まずは、センターコンソールからMYMODESボタンを押下。すると画面が切り替わり、左から通常、スポーツ、エコと出てきます。あとはタップするだけなのですが、これもまた「運転中にボタンを探したり、画面をタップするのはどうかな?」とも。
もっとも止まっている時にやるべき話ではありますが。このように、スッキリした反面、人によっては使いづらい部分もあったりします。
BMWとMINIに乗るたび、運転席まわりでイイナと思うのがルームミラーの裏側にETCカードスロットがあるところ。これなら「グローブボックスを開けてセットし……」ということがないばかりか、ミラーの上に「ETC OK」などのメッセージが表示されるので、いちいち音声案内がないのが◎。「ETCカードなんて、一度入れたらそのままだろ」と言われるとそうなのですが、レンタカーなどをメインに利用すると入れ変えることが多いですよね。
USBはType-Cで運転席側は2系統用意。ワイヤレス充電に対応するスマホトレイも用意されています。スマホ連携はAndroid、iOSに対応しています。どちらもワイヤレス接続に対応しています
エアコン送風口はスリット形状でスッキリとした見た目を演出。温度や風量の調整はディスプレイで行ないます、テスラやロータスなどはエアコンの送風口の向きまでディスプレイで調整しますが、BMWの120は手動。物理的操作と画面内操作の使い分けが上手だなと感じました。
後席はサイズなりの広さといったところ。センターコンソールにはUSB Type-Cの充電ポートとエアコン送風口が用意されていました。ドアにはハーマン・カードンのフルレンジスピーカーが1発装備されています。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第687回
自動車
立体駐車場に入る質感重視のCX-30か、最新ITと広さのCX-5か? 価格がダブるマツダSUVの「罪深き比較検証」 - 第686回
自動車
便利装備は一切なし! 究極の実用性と乗り心地で勝負するルノー「グランカングー」の清々しさ - 第685回
自動車
【打倒アルヴェル】新型エルグランドが王者を超えた!? 自動車税も安くて「走り」が別次元な理由 - 第684回
自動車
往復で充電6回!? ホンダ「N-ONE e:」で東京〜セントレアを走破してわかった、軽EVのリアルなコスパ - 第683回
自動車
家族を乗せてサーキットへ!? 実用性と狂気を併せ持つ「GRカローラ 25式後期」の完成度 - 第682回
自動車
航続320kmでフル装備! BYDの軽EV「RACCO」は日本の軽自動車の“聖域”をどう切り崩すか - 第681回
自動車
Jeep「コマンダー」はガラガラ音も愛おしい。純ディーゼル搭載の7人乗りSUVが教えてくれる心のゆとり - 第680回
自動車
「OK Google」が軽自動車で使える感動。日産「ルークス」が激戦区で選ばれる3つの理由 - 第679回
自動車
330万円から!? マツダ新型CX-5が「今年のSUV最高傑作」と断言できる理由 - 第678回
自動車
EVである前に軽自動車。スズキ「eSKY」が示す、日本の日常に寄り添う最適解





























